中邑真輔は若かりし頃に一つの博打を乗り越えて今がある『新日本プロレスブックス 中邑真輔自伝 KING OF STRONG STYLE 1980-2004』(中邑真輔)

2023年の元日に久しぶりに日本で試合をした中邑真輔のここまでの生まれてから2004年までの歩みが語られる。いろんな発売当初の写真もありつつ、野球が好きではなかった少年時代から中学ではモテていてレスリングを高校で初めて新...

時代を感じさせるも女性の強さをこれでもかと感じさせる『高層の死角』(森村誠一)【ネタバレあり】

男性が憧れる女性とはこういう女性なのか。美しいと感じる男性と女性は今の時代でどのくらいいるのだろう。とっても前の作品ですが、気になる方は読んでみてください。 インスタ映えする角川武蔵野ミュージアムで読んでハラハラさせても...

プロレスは自分のスタイルがあると強いと語る小川良成の説得力『週刊プロレス 2022年 05/11号 No.2179』

NOAHのリングで戦い続けるジュニアのレジェンドである小川良成がインタビューで語っていた。寡黙に戦い続ける中で55歳を過ぎても現役を続けている。それも第一線で戦い、テクニックで魅了し続けているのは若い頃から”うまさ”で戦...

ビッグマッチは両国、武道館。見やすさは後楽園だけどドームでやることには意味がある『週刊プロレス 2022年 05/04号 No.2177』

新日本プロレスの中心で戦い続け、重鎮になりつつある棚橋弘至が番記者とずっと続けている連載である”ドラノー”で話していたのが会場に関する話で確かにそうだなぁと感じる。 ドームは年末年始の風物詩として何年か通っていた。演出で...

チームメイトに対する想い、内田篤人という選手の重み、親との決着。いろんなものが混ざっててんこ盛りの試合決着『アオアシ(27)』(小林有吾)

優勝するためには負けられない青森星蘭高校との戦いは1-1で残り7分になり、決着へと進んでいく。日本のサッカー史に残る戦術の一つであるN-BOXで襲いかかってくる青森星蘭に対して葦人は覚醒していく。「矢印」を見ろという阿久...

渡辺明名人が体感しているここ数年の将棋界、特に藤井聡太と自分の立ち振舞い『将棋の渡辺くん(6)』(伊奈めぐみ)

将棋の棋士である渡辺明さんの奥様が主に夫を取材して知ったことを実物と比べて数段コミカルになった渡辺くんを通して描いていく。5巻はちょっとサブストーリー的な内容が多かった気もするのだけど、6巻になって将棋の世界について立ち...

一気に頭の中には入ってこないけど、ちょっとずつ知識をつけていこうと『マイホームは、中古の戸建てを買いなさい!』(高橋 正典)

一時期家を買うことを考えていたのだけど、その頃に読んでみた本の中の1つ。現状はコロナになっていろんな背景からも今の家でしばらくはいいだろうということになっていて考えるのをやめているのだけど、いつか買わないといけない背景も...

アメリカの構造的な問題を紐解いていく『アメリカンドリームの終わり あるいは、富と権力を集中させる10の原理』(ノーム・チョムスキー)

大学時代に好きだった曲である哲学者であるチョムスキーの新しい本がKindle Unlimiteで読めるということでお得だなぁということで久しぶりに読んでみるとやっぱり難しくて比較的読みやすい内容なのに読むのに時間がかかる...