ビッグマッチは両国、武道館。見やすさは後楽園だけどドームでやることには意味がある『週刊プロレス 2022年 05/04号 No.2177』

新日本プロレスの中心で戦い続け、重鎮になりつつある棚橋弘至が番記者とずっと続けている連載である”ドラノー”で話していたのが会場に関する話で確かにそうだなぁと感じる。

ドームは年末年始の風物詩として何年か通っていた。演出であったり、その場にいるだけでの高揚感はあるのだけど試合はやっぱり見にくいしモニターで見るということがほとんどだったことを思い出す。スタンドで見ることもあったのだけど会場全体の一体感というものはあんまり感じなかった。

でも、両国国技館だったり日本武道館の一体感はすごいというのも確かで声を出せる時期に両国国技館でとんでもない歓声を聞いたことがあり、それを超える歓声は今まで聞いたことがないことからもプロレス会場の一体感を味わうのであれば両国はたしかにオススメで、ビックマッチばかり見ていた頃に初めて後楽園ホールや、新宿FACE、新木場1st RINGに行った時には選手との距離の近さに驚かされた。いろんな会場に行って楽しんでいくのがプロレス沼の楽しみ方の一つだったりする。

他の記事ではオカダ・カズチカと内藤哲也のマッチアップについてオカダ・カズチカが語っていて、”慣れ”はないということもあってこの試合は観てみたかったなぁと思ったり、藤波辰爾や武藤敬司と組み合ったときに新日本のロックアップを感じたというのも歴史をとっても重んじているオカダの心が感じられる。

もう1つはアイスリボンという団体が直近で無くなりかけたという話は驚かされる。藤本つかさと春輝つくしが休業と引退をすると決めたことで団体をなくすという流れになりそうになった中で所属選手の主張で残ったというのには驚かされた。志田光の”ぬるま湯”発言について本人と藤本つかさが振り返りつつもキーワードである「プロレスでハッピー!」を続けることの歪みはあるのかなと思いながらそんな団体が1つぐらいはあってもいいのではとも思うのが不思議なところ。 

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