普通に仲間は削られてフォスは…『宝石の国(6)』(市川春子)

月人と先生の関係を探っていく中で仲間が次々と大変なことになっていく。ぶっきらぼうだけど新しい仲間のゴーストの秘密が戦いの中で明らかになりつつも、フォスがどんどん変わっていく。

カンゴームと呼ばれる存在も生まれつつ、フォスが更に壊れてラピスの頭とフォスをくっつけることにもなる。1つの存在であったフォスの手や足を入れ替えることはあったけど、顔を取り替えるとどうなるのか。

よく考えると体の中で顔は20%も占めていないのに自分が自分であることを証明する上での全てに近い箇所になっている。目、鼻、耳、口という何かを感じるにしろ、示す上での重要なパーツがあることに加えて脳という思考を司っている(と認識されている)箇所が含まれていることもあるのだろう。

フォスがフォスでいられるのかここまで体を入れ替えた存在はなんなのかを考えさせられる。

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。