自分で気付かないから変わらない人間の姿も描かれている 『おおきく振りかぶって(18)』

作者の1年間の充電期間。ということで、休載になっていたと共に、
マンガ発売も遅れ気味。その中で発売された18巻。
今月25日にマンガの連載も再開されるらしい。
主人公のチームのキャッチャーと
ある意味因縁がある「スゴいピッチャー」が居るチームと、
県で頭ひとつ抜けているチームが夏の大会の準決勝で当たる。
17巻からその試合は始まっているけど、
この巻はその試合でほとんどのページが埋まっている。
グラウンドの中70%、
それを見る主人公のピッチャーとキャッチャーなどの描写が30%という感じ。
人間の限界や心の描写が相変わらず、細かく描かれているけど、
結構えげつないようにうつる。昔から組んでいるけど、不満があるバッテリーの話がある。
俺は必死にならないキャッチャーの言い分にほんとにイラッとした。
そして、「期待しない」と心に思って自分のやるべきことをやるピッチャーの行動に
120%共感した。
なんか似たようなシーンが最近、自分の周りにもあったなぁ。なんて思った。
口だけで、何にもしようとしないヤツが居たなぁ。と。
最初の頃はおだやかでそれなりにきれいに描いていたのに対して
最近は、人間をそのままえげつなく描いている箇所が出てきた。
それは、チームが仲良くなってきているからかもしれないけど。
もどかしさとか、過去を引きずる姿とか。目をそむけたくなるけど事実として、
現実世界にある人間の甘さや考え方の違いが細かく、丁寧に書かれている。
他の人間によって、変わる人間ではなく、
自分で気付かないから変わらない人間も描かれている。
事実、現実はそうだと思うし、そんなことを読みながら思った。
☆4つ。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。