2023年のプロレス初めは坂崎ユカと山下実優の唯一無二の戦いに酔いしれる 東京女子プロレス「東京女子プロレス ’23」 2023年1月4日

2023年のプロレス初めはイッテンヨンに行ってきました。新日本プロレスではなくて東京女子プロレスですが。家庭の事情もあって新日本プロレスの方は家で見て楽しんだのですが東京女子プロレスのイッテンヨンは大切な大会と聞いていたけど行ったことないしということで現場に行ってみました。

新日本プロレスのイッテンヨンもあるということで新日本プロレスTシャツを着ている人や外国人の方もいて新日本のイッテンヨンはここまで世界のプロレスファンに響いているものなのだと驚かされました。

坂崎ユカと山下実優のスイーツ問答を経てイッテンヨンのメインイベントで戦うことになった山下実優と坂崎ユカの2人の試合は何度もビッグマッチで戦ったことがある2人だからこその戦いで派手な技の連発の先にある濃密な技の読み合いがあったり、序盤からのバチバチで繰り返し戦うことで戦いの密度が上がることを実感させられる試合でした。

試合の中で序盤から見入ってしまうグラウンドの展開を見せてエプロンでの攻防に移っていく。エプロンでの攻防は先の先をお互いが読み合う攻防から坂崎ユカが逆さ吊りから無理矢理、山下実優を場外に落として危ない雰囲気になった。山下は試合後にサイン会を欠席していてこの技のやりとりが影響したのかもしれないと思わせるぐらいのインパクトのある技だった。

場外では坂崎ユカがブレーンバスター、山下実優がジャーマンスープレックスで叩きつけるなど場外での重みのある危険技のやりとりもあった上でリング上の戦いに戻っていく。山下実優が気合を入れての「ゴツン!」という音が鳴り響くヘッドパットもすごかったし雪崩式アティテュード・アジャストメントも強さが見えていた。

決着は坂崎ユカのローリングエルボーから魔法少女にわとり野郎(スワンダイブ式ファイアーバード・スプラッシュ)で説得力抜群のメインイベントだった。

そして、メインイベントの後には挑戦権を獲得してきた瑞希がやってきた。

ビックマッチでの挑戦者を決める6WAYマッチは2022年もあってさいたまスーパーアリーナで辰巳リカが勝利して大田区総合体育館での中島翔子への挑戦権を確保した。今回は6人の人間模様と技のかけあいを楽しんだ先に伊藤真希と瑞希のシングルマッチの様相から瑞希かキューティースペシャルで勝ち切って挑戦権を獲得したのだけど伊藤真希と瑞希のゴツゴツとした技のぶつかり合いは見応えがあった。

坂崎ユカに勝ったことのない瑞希が坂崎ユカに東京女子単体では年間最大の大会である「GRAND PRINCESS ’23」で挑戦する。去年はこの場で山下実優が中島翔子を指名して両国国技館で中島翔子が王座になった。今年はどうなるのか。マジカルシュガーラビッツの2人がメインイベントで戦う。瑞希が奪取することで時代が動くのか。坂崎ユカがさらに時代を続けるのか。ここから3ヶ月楽しみでしょうがない時間を過ごすことができるのもどっぷり東京女子にハマっているからでしょう。

他にもタッグ王座の流出や渡辺未詩のインターナショナル王座防衛もあったのだけどこの大会はメインの見応えがイッテンヨンの名に恥じぬ戦いであり、有明コロシアムの第一弾カードが決まったワクワクがある大会でした。

東京・有明コロシアム「GRAND PRINCESS ’23」 | DDTプロレスリング公式サイト
https://www.ddtpro.com/schedules/19294

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。