読み物というよりは、気になった時に調べるハンドブック。なんとなくパラパラ見ると面白い。 矢野恒太記念会『数字でみる日本の100年』

  100年って長いのか、短いのか。紀元後のうちを考えたとしても20分の1にも満たない。ただ、その100年で世界は、日本は大きく変わったんだなぁ、と実感できる1冊。 100年間をいろんな側面で切り取る統計本。仁...

『困ってるひと』のちょっと学術的な本。 大野更紗『さらさらさん』

世代論が嫌いな筆者は嫌がるかもしれないけど、23才の自分にとっては日本にいる同世代の著者が書いたこれからの日本を生きるための考え方の羅針盤のような本。 なぜ、ここまで言えるのかというと、この書き手の人を信頼しているからだ...

3.11の事を考える。考える必要のないことなのかもしれないけど。

ふと、3.11の事を考える。いや、ふとじゃない。好きな作家である大野更紗さんの2作目の本、『さらさらさん』を読んでいると、3.11の話が沢山出てくるから考える。 あの地震のあと、自分は東北に行ったわけでもなく、原発の反対...

小学校で21世紀の絵を書きなさいという課題。2050年の絵はどうだろう。

小学校で二十一世紀の絵を描きなさいという課題が出た時に、クラスはふたつに分かれたんです。ひとつは、手塚治虫さんの漫画のような未来都市。もうひとつは、核戦争が起きて、廃墟になった未来で戦争をやってる場面。それを教室の後ろの...

電子書籍は味気なく、システムに全てを投げ出すおかしさ 「PSYCHO-PASS サイコパス」・第15話「硫黄降る街」

【あらすじ】 ヘルメットを被って殺人事件を起こしていた犯人は対処された。ただ、シビラシステムを無効化出来るアイテムの存在が公に明らかになり、そのアイテムが拡散し始める。最初はヘルメットを被っていた人間が犯罪行為を働くが、...

ブクブク交換とビブリオバトルを比較してみる。どっちも、楽しいんだけどね。

1つ前のエントリーで初めて参加した“ビブリオバトル”という書評バトルのイベントを紹介させて頂きました。この本を絡めた参加型イベントで2年以上前からに参加しているものに“ブクブク交換”というものがあります。 この本を絡めた...

ネットのクレジットカード決済を提供する決済代行業界は年収1000万円以上が勧めない業界なのか考えてみた

自分は年収1000万円以上の人が就活生に勧める業界で働いているのか、勧めない業界で働いているのか。どっちなんだろう。 ネット上で決済ができるためのシステム(主にクレジットカード決済)を営業として提供している自分にとって興...

優秀な国連職員となったクリストファーは次の物語へと歩を進める。キリストのクローンっぽく人外の力を本書の最後でほんの少しだけ使う。”正義”の為に。 『キリストのクローン/新生 下』

地球は変わっていくかもしれない。変化が起こるとしたらこんな流れだろうか。 三部作の一作目の上巻は壮大な物語の序章に過ぎなかった。この下巻もキリスト教にまつわる物語はまだまだ進んでいない。どちらかと言うと、国際社会の問題が...