「模擬国連会議とは“おままごと”」 模擬国連の基礎知識<会議>

 

(大学4年の頃に書いていた模擬国連に関するブログを修正・移行しています)

さて、ここまで模擬国連には3つの魅力がある。

とか言っておきながら、模擬国連自体が何か。ということについて、

ほとんど書いてこなかった。いきなり説明から入りたくなかったし、

とりあえず、こひやまの心から書いていきたかったので、

触れてこなかった。けど、そろそろ少しずつ説明をしていきたい。

 

模擬国連について語られる時には

「第二次世界大戦前に、既に、模擬国際連盟として、ハーバード大学で・・・」

という話から始まることが多い。いろんな所でのガイダンスでも、自分はそうしてきた。

だけど、今の時点では、あんまり必要ない情報なので、

とりあえず、一番大切な模擬国連会議自体について、基礎の基礎を説明します。

 

模擬国連会議とは、

「役割が決められ、ルールが厳しくなった中学校の学級会議」

だと思えばいい。

 

自分も含めて、ほとんどの人が学級会議を経験したことがあると思う。

一番多い議題はクラスの役員決めじゃないかな。学級委員から始まり、

放送委員とか、生活委員とかの委員会、そして、国語とか数学とか、

それぞれの科目リーダーを決めていく。あの役割決めの学級会議のことである。

 

私の中学では、その司会は前回の学級委員が務め、先生は見守っている。

という形式がほとんどだった。模擬国連会議もそれに近い。

 

先生の代わりとなる会議監督が、核問題とか、地球温暖化などの議題を提示し、

少し、模擬国連に慣れている人が学級委員代わりに議長を務める。

そして、残りの生徒が国の大使になって、

例えばアメリカ大使とか、メキシコ大使とかの大使になって、

アメリカ大使にとって一番良いと思う行動をとる。

モテたいと思うから学級委員になる。と中学生が考え、立候補するように

アメリカも力を持ちたい、いろんな国を味方にしたい。

と思うから核を持ち続けたい、地球を大切にしたい。と主張していく。

 

その違いは、中学生の行動の理由であるモテたいとか、目立ちたいと思うのが、

個人の意思であるのに対して、

模擬国連での行動理由である力を持ちたいとか、環境問題を解決していきたいというのが

個々の国の立ち位置であり、会議の前にそれなりに決まっている

という点だと思う。

 

つまり、与えられた国の大使として会議に参加し、会議を通して、

その国にとって、一番良い結果を出すことが

それぞれの模擬国連会議の参加者に課せられた目標となる。

そのために、会議がある。

 

なので、会議場という、決まっている場所で行われるいろんな国の大使に

それぞれがなりきる“おままごと”と言ってもいい。

 

そして、その会議場には普通の“おままごと”と違って、いろんなルールがある。

これが学級会よりもルールが厳しい。と言った理由である。

 

ここで、「結果を出す」と言ったが、会議でどうやって結果を出すのか。

それには、いろんな手段がある。そのいろんな手段については、

またの機会に。

 

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。