【マンガ・Kindle】何かをどうにかするために。昔へ。 『僕だけがいない街(1) 』(三部 けい)

 

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【概要と感想】

他人に自分をさらけ出すのは勇気がいる。

自分をさらけ出して、相手の反応が芳しくなかったら
否定されたような気分になり、落ち込んでしまうから。

人に自分をさらけ出すことを避けている28才がいる。
職業は売れない漫画家とピザ配達のバイト。

他の人にはない能力を持っていて、その能力を使って
自分自身を掘り下げていく。

何かが起こる時に”来る”。

リバイバルと呼んでいるもので、リバイバルと共に生きる。

何の変哲もない日常の中で、何か危険が迫っている時に、
日常の巻き戻しが起こる。

何度も何度も。

主人公が人に自分をさらけ出せない理由はこの能力のせいではなく、
昔の出来事に原因があるよう。

他人が自分に優しくしてくれる理由がずっと分からず戸惑っていた子ども時代。

身の回りで起こった連続誘拐殺人事件と友人の死が影響を与えているようで、
今の今までつながっている。

そんな中、昔から続く物語の結果として母親が殺される。

そんな物語の結末はイヤ。

何度もリバイバルを繰り返していくうちに主人公は昭和63年、何かが起こった小学生の頃に戻る。
自分をカタチ作ったけど、はっきりと思い出せない事件をもう一度体験する。

何かをどうにかするために。

【引用】

「言葉」ってさ、口に出して言ってるうちに本当になる気がする

【入手きっかけ】

Kindleでセールをしていたので、購入!

【本へのリンク】

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。