“むちーん”のほんわかさと将棋の世界の厳しさと人間の難しさと優しさ。「3月のライオン シーズン1」・「まとめ」【アニメ・2016秋】

 

シーズン2も終わっている将棋マンガである『3月のライオン』のアニメ化はNHKらしい原作への忠実さがいいっすわ。

複雑な家庭環境に育ち、そんな背景と元々の性格もあって天才として中学生で棋士になった桐山零を主人公とする将棋を中心に人間関係を描かれるマンガ。

将棋の対局の心理描写もそうだけど、人間関係の厳しさと優しさを将棋の世界での関わりだけでなく、下町で生きる複雑な経緯で祖父と三姉妹だけで住んでいる川本家との関係を中心に描かれる。

アニメとして見ながらほんわかできる仕掛けもありつつ、現実世界では必殺技も本当の天才も少なくてほとんどの人がなにかを抱えながら選択をして前に進んでいくことを感じさせる。

アニメになるべくしてなっていて原作を尊敬しているのがわかるNHKらしさと噛み合っていい感じでした。

<おすすめエピソード>

勝つ理由がないのに負けると悔しい 「3月のライオン」・「Chapter.13 神さまの子供(その(3))/Chapter.14 大切なもの。大切なこと。/Chapter.15 将棋おしえて」【アニメ・2016秋】

妥協すればどうにでもなる人生の中で妥協せず、ほどほどでよしとせずに戦い続ける桐山の姿が印象的。シリアスでいくのかと思いきや、ニャー将棋の作り込みでほっこりできるのもいい感じです。

やっとこっちを向いた「3月のライオン」・「Chapter.28 まぶしい闇/Chapter.29 ほんの少しの水」【アニメ・2016秋】

ここまで将棋では弱さが見えてこなかった桐山がとてつもなく大きな壁にぶつかるシーンの「やっとこっちを向いた」というセリフは響いた。

勝つ理由がないのに負けると悔しい 「3月のライオン」・「Chapter.13 神さまの子供(その(3))/Chapter.14 大切なもの。大切なこと。/Chapter.15 将棋おしえて」【アニメ・2016秋】

ある棋士のひとり語りのシーンがA級のヤバさをこれでもかというぐらい押し出してきてそんなにかぁと笑ってしまうぐらいでよかった。



TVアニメ「3月のライオン」公式サイト

http://3lion-anime.com/

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。