アメリカ、イギリス、EU、イスラム、中国、日本の国境にまつわる戦略を解きほぐす『大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす』(佐藤 優)

「歴史×地理」で解きほぐすというタイトルの通り、歴史上、各国がどのような戦略を持って政策を決め、行動をしてきたのかということを解説することで現在起こっていることまで説明していく。歴史がそのまま繰り返すことはないのだが、似たような考え方によって起こっていることは多いというアナロジー(類比)的なものの見方をするヒントにするための本位なっている。

アメリカ・イギリスの孤立主義がどのようにして生まれたのかというところからトランプ政権の考え方につながっていく。ドイツとEUの関係性やイスラム世界がいつから始まって今にたどり着いたのかを人権と神権の話から説明していくのは理解しやすい内容になっている。

世界史を読み直すときの参考文献として参照できる一冊かもしれない。

推薦図書もいくつかあり、『新版 もういちど読む 山川地理』と『新版 光の子と闇の子』、『アメリカ史のアイロニー』あたりが気になった。

     

【手に入れたきっかけ】

Kindle Unlimitedの対象で気になったので

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。