正直、よくわからん。でも、読まないより読んだ方が良かったと思える~ロリータ (新潮文庫)~

(ネタバレ有り)
友達に本を貸した際に自分が全く触れていない分野の本を貸してもらった2冊の内の1冊。2冊とも「ロリータ」関連の本。2冊目についてもまた書こうと思う、
とりあえず、ナボコフの「ロリータ」。今の、ロリータ・コンプレックス(ロリコン)やロリータファッションで使われる「ロリータ」の語源となった本。有名な古典。40才~30才ぐらいのおじさんが9~12才ぐらいの女の子と触れ合いたいという気持ちを持っていて、とうとう触れ合い、翌日、ロリータの小悪魔さが出ている描写が怖い。そして、愛しのロリータの変化とそれに振り回される主人公。おかしくなっていく。そして、ロリータは、自分の意思で・・・というのは詳しく書かないでおく。
そして、あとがきがとても興味深い。

P560 私は教訓的小説の読者でもなければ作家でもないし、ジョン・レイがなんと言おうと、『ロリータ』は教訓を一切引きずっていない。

確かにそのように読める。
文庫でも500ページを超えるもの、それも古典の物語という自分が読み慣れていないこの分野の本を読み切るのはものすごく大変だった。でも、読むべき古典であると思ったことで最後まで読み切った。正直、よくわからん。でも、読まないより読んだ方が良かったと思えているだけでよしとする。次の「ロリヰタ」という現代小説にもつながるから。駄作ではないことは確かだし、☆3つ。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。