モチベーション3.0のさわりから考える~自分が新聞記者になりたい理由~

クーリエジャポンの9月号の特集である「世界一の集中講義」がかなりおもしろかった。その中からモチベーション3.0(以下、M3.0)について取り上げる。
 まず、モチベーションには1.0→2.0という経過があり今は、モチベーション3.0に注目すべき。というのが基本的なM3.0の情報。とりあえず、M1.0→2.0→3.0の移り変わりをクーリエジャポンに沿って羅列する。
<M1.0>
 これは、原始時代のものであり、人々の生存本能を由来とするモチベーションである。
ex)捕まって殺されたくないから足を速くするために努力する、溺れると死ぬので泳ぎを練習するなど。
 M1.0は人々の生存がある程度担保されるようになる(物々交換が可能になる)とM2.0への意向を余儀なくされる。
<M2.0>
 人々が様々な人々と触れ合い、農業や商業を行うようになると生存が担保されているため、それだけでは、モチベーションにならなくなる。よって、信賞必罰(功の有った者には必ず賞を与え、罪を犯した者には必ず罰を与える。賞罰を厳格に行うこと。)を元にしたモチベーション創造を行い始める。それが、M2.0である。
 これは、今の社会でも大きく支配的である。簡単に言うと、「働けば働くほどお金をたくさんもらえる」というモチベーションである。記事ではこれが行き詰っていると記されている。
<M3.0>
 ここで現れるのがM3.0であり、これは、「楽しいからやる」や「好きだからやる」といった自立性や目的性をよりどころにするモチベーションである。
 これへの意向をすることがよりよい仕事環境を生む。としている。記事では、グーグルやアトラシアンの取り組みを紹介している。
<自分は?>
 ここで、自分に当てはめて考えてみる。自分は今、新聞記者になりたい。確かに新聞記者は収入もいいらしい。でも、それが、自分の新聞記者になりたい理由ではないと思う。世の中で起こっていることをいろんな人に伝えたい。というのが目的で新聞記者になりたいと思っている。世の中に伝えるからTVも志望の一つであるし、ラジオももちろん。でも、人々が今、世の中のことを知る第一のソースである新聞が一番、世の中のことを調べ、取材し、伝えるという役目を担っており、その新聞を作る役目を担いたいというのが自分のモチベーションになっている。
 しかし、完全にM3.0が自分のよりどころになっているとは言い切れない。ある程度収入が担保されている新聞記者になりたいというのはある程度M2.0も自分の中にあるだろう。さしずめ、M2.8ぐらいな気がする。というよりも、純粋なM3.0をよりどころに出来るのは本当に生活が安定している人だけだから、自分はM2.8をよりどころにして新聞記者になりたいと思えばいいと思う
 そういえば、サークル活動はM3.0な気がする。
参考資料
『COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 10月号』
http://www.amazon.co.jp/COURRiER-Japon-クーリエ-ジャポン-2010年/dp/B003Z3CIJ0

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。