「普通」の常識ってなんだよ。 無表情は・・ 面白みが良い! 継続記事の大切さ~2011年2月2日の朝日新聞で気になった記事~

家で取っている新聞が朝日新聞に1月から変わったのでちょっと気になった記事があったら書いていこうかな。の13回目。
会社説明会後、面接前のカフェで書いています!ちょっと緊張気味です。
① 2面 無表情な人80%社会の危険~ひと 松元ヒロ~
ネット環境があまり良くないところで、あまりリサーチをかけられない状態なのでこの人自体のリサーチは後ほどするとして、ざっくりと説明する。記事によると見出しで「政治や現代社会を風刺するコメディアンとして取り上げられており、安保くんなどのキャラクターを演じるらしい。
最後の1段落が良い。「最近はどうせ変わらないと思っている人が多い。諦めている人は笑う力もない。僕は諦めない。みなさん、笑いましょうよ、ね。」

その通り。就活のためにスーツで東京を歩くと特に思う。笑っている人10%、悲しそう・疲れている顔をしている人10%、そして、無表情な人80%。悲しい人はまだいい。でも、無表情は一番いけない。なんの感情もない人は跳ね返ってこないし、何も生まれない。とりあえず、感情を出すことが大切だと改めて思った。今日この頃。

② 4面 面白みが大切なんじゃない?~質問力チェック・今日の見どころ~

新たな取り組みの一つじゃないかな。政治部の記者が国会論戦で質問に立った自民党の議員のもう一歩賞や優秀賞まで付け、質問を評価をしている。その横には国会論戦の見どころを他の記者が紹介している。
新聞の役割として「違う」という人もいる。なぜなら、一新聞記者の意見を新聞で発表する価値について疑問を呈する人もいるだろう。もし、批判があったとしても批判されるような資料を提供した事が大切なんじゃないかとこひやまは思う。
見どころについての他の記事と比べたら軟派な感じである事も否めない。質問に立つ阿部議員を「総理!総理!」の辻本議員を引き合いに出して紹介している。でも、国会に興味を持たせるような面白みはあると思う。面白みが大切なんじゃない?
③ 8面 内容につながりのある記事が出た事は良い事~ミャンマー軍事政権トップ 大統領選出馬せず~
ミャンマーの大統領選候補者に今の軍事政権のトップであるタン・シュエ国家平和発展評議会議長が含まれないと言う話。前日の新聞でこの大統領選について詳しく説明をしていて今後の行方を見守るような記事だった次の日にこのように内容につながりのある記事が出た事は良い事じゃないかな。
④16面 あなたの普通はなんですか?~コラム 小沢問題~
小沢氏の強制起訴を受けた新聞記事に関しては
「小沢起訴への記事がおかしくない?、ウィキ本出版へ~2011年2月1日の朝日新聞で気になった記事~」
http://kohiayu.blog5.fc2.com/blog-entry-365.html
でグダグダと書いたのでそれを参考にしてほしいんだが、その翌日の新聞でも今後はコラムにてこの問題が取り上げられていた。
 最後の方で「疑わしきは罰せずなのに、新聞報道は小沢氏に厳しすぎないか。そんな批判には自戒すべきだと思う。」としている。でも、本当に自戒しているのか。と思える記事。新聞がこの問題について自戒しているのをこひやまは見たことがない。むしろ、意地になって批判を重ねていないか。
その内容。大きく二つに分ける。
1、公開討論会に出てこないということの裏どりはしたのか?
 コラムを書いている若宮氏は週刊文春における新聞社に公開討論を呼びかけているという旨の小沢氏の発言を引用し、「本当だろうか。そんな呼びかけがあったのなら、真っ先に応じたかったのに・・・と思って取材現場の記者たちに確かめてみると、「少なくとも小沢氏を巡る事件が表面化して以来、そんな呼びかけは聞いた事がない」という。いったいこれはどういうことなのか」と受けている。
 この発言がどういうことなのか。と思う。勤務場所が移り変わる新聞記者において今の現場記者に確かめただけで、小沢氏が公開討論を呼びかけている旨の要望が新聞社に出されていないと断定できるのだろうか。しっかりと確かめた上での記事ならこひやまの勘違いかもしれない。でも、この記事からはこひやまの主観かもしれないが、「小沢氏からの申し出がなかった」としっかりと裏取りをしたような様子は感じ取れない。朝日新聞として小沢氏から公開討論の申し出はなかったと言えるのか。
 そして、インタビューの申し出を断ってばかりであるという部分を批判している。だが、公開討論≠インタビューである。小沢氏が様々な媒体でインタビューなどの場合、発言の一部を抜粋されることに嫌悪感を抱き、切り取りが可能な手段での取材を嫌がっているのは事実である。切り取りが可能な取材がダメ。だとは言わない。そんな事を言ったらなんにも伝えられなくなる。でも、一部を恣意的に抜粋していることは悪影響である。といったマスメディアに対する批判に関してはどのように応えるのだろうか?
2、またまた「普通」の常識や心証
 検察が裏金の疑い(記事では裏金の「実態」とあたかも裏金があるように書いていることに悪意を感じるが)を確認することが出来ず、不起訴にした事に関して素人たちがひっくり返したとし、その理由を「是非には議論の余地があれ、普通の常識や心証を重んじたからに違いない。」としている。
 まず、「普通」の常識や心証ってなんだ?どんな常識が「普通」でどんな常識が「異常」なんだろう。「普通」は視点の問題で大きく変わる。あなたにとって普通なことでも私にとっては普通では場合がある。しかし、「普通」という単語を使う。その意味は?
 そして、小沢氏は疑問に真面目に答える姿勢を見せないことも批判し、しっかり答えていれば「素人たちの心証はまったく違っていたのではないか」としている。さて、マスコミに収支報告書を見せ、幹事長時代には毎週会見を行っていた小沢氏のどこが真面目に答える姿勢を見せないという事なのか。質問を変えよう。「小沢氏がどの点をどこまで説明すれば真面目に答えた事になるのか」
 とりあえず、「普通」な常識とはどんな常識なのか説明をしてくれる人がいれば教えてほしい。小沢氏の問題に対してどのような対応し、どんな根拠を持って、どんな考えを持つ事が「普通」の常識なのか。
 別に私は小沢氏の支持者でもない。こうやって書くのは、小沢氏の問題に関してだけ、新聞がいつもとっている姿勢とは異なるように思えるからである。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。