二人の物語が愛しく透き通って完結『ランウェイで笑って(22)』(猪ノ谷言葉)

世界一のデザイナーと世界一のモデルになると物語の最初で宣言されて始まった物語が完結を迎えた。都村 育人(つむら いくと)と藤戸 千雪(ふじと ちゆき)の二人の物語はそれぞれ独立しているのだけど関わってもいる。それが人の人...

都村育人がトップデザイナーになり、藤戸千雪がトップモデルに至るまでの物語が…『ランウェイで笑って(21)』(猪ノ谷言葉)

本当にクライマックスに近づいていると感じさせる。藤戸研二が作り、娘である千雪の名前を冠した事務所がなくなる瀬戸際になってしまい、とにかく戦っていく。でも、命を本当にかけてしまったときの壊れかけの目を研二がしており、どうな...

パリへ進む前にモデル業界の大変な嵐の中に巻き込まれた『ランウェイで笑って(20)』(猪ノ谷言葉)

とうとう独立した育人のブランド名が「EGAO」に決まって進めていく中で育人をファッションの世界に連れてきた藤戸千雪とその事務所、父親であり社長である藤戸研二が厳しい状態に置かれてしまう。そんな中でもオリヴィア・キャリーと...

仲間をしっかり探して新しいものを作る面白さ『ランウェイで笑って(19)』(猪ノ谷言葉)

自分は体験できなかったけど、若い時に志を同じにし何かを作り出すということをやってみたかったなと思ったりもするし、これから機会もあるのかもしれないと思えた。 独立を賭けて作ったバッグの売り上げがとんでもないことになって、シ...

育人がデザイナーとして進化できた理由が出てくる『ランウェイで笑って(17)』(猪ノ谷言葉)

デザイナーとして遥か先にいながらも育人のことが気になっている綾野遠が育人が作ったバッグを見て驚く。遠が 負けていると感じているパターン技術で7種類の変形ができるバッグを作り上げたと感じ、自然に美しいデザインになっていると...

TGCで2人の可能性が広がり、光が見えてくる。『ランウェイで笑って(15)』(猪ノ谷言葉)

東京ガールズコレクションに一度は行ってみたいと思えてしまったのもこのマンガの魅力だったりする。バッグを得るための勝負を仕掛けた育人たちは出来る限りの努力の末にTGCの舞台へとやってきた。その過程でファーストルックを歩くこ...

名前に価値を持たせることを目指すのはとてつもなく厳しい道のりだけど…『ランウェイで笑って(14)』(猪ノ谷言葉)

その先にはその人にしかなし得ないことが見えてくる。大人になっていく中で「自分が何者でもない」ことと向き合っていかなければならない時が来てしまう。そんな「自分が何者でもない」ことと折り合いをつけていくことが大人になるという...

折れたことがある人は頑張ることには価値がある『ランウェイで笑って(13)』(猪ノ谷言葉)

パタンナーとして努力だけでなく、結果を見せたことでデザイナーとしての仕事に踏み出せることになった育人。着任した先のチームはいまいちでお飾りチーフと思われてしまっていた佐久間 美依のチームに。難しい状況の中でもなんとかライ...

世界のファッション業界も触れていく『ランウェイで笑って(12)』(猪ノ谷言葉)

日本の服飾の専門学校やモデルの世界がこれまで重点的に描かれていたけど、パリを目指すということから当然ながら世界へも話が触れられる。世界的ファッション誌の初代編集長と今の副編集長の会話から世界的なモデル事務所が日本進出へと...