二人の物語が愛しく透き通って完結『ランウェイで笑って(22)』(猪ノ谷言葉)
世界一のデザイナーと世界一のモデルになると物語の最初で宣言されて始まった物語が完結を迎えた。都村 育人(つむら いくと)と藤戸 千雪(ふじと ちゆき)の二人の物語はそれぞれ独立しているのだけど関わってもいる。それが人の人...
世界一のデザイナーと世界一のモデルになると物語の最初で宣言されて始まった物語が完結を迎えた。都村 育人(つむら いくと)と藤戸 千雪(ふじと ちゆき)の二人の物語はそれぞれ独立しているのだけど関わってもいる。それが人の人...
本当にクライマックスに近づいていると感じさせる。藤戸研二が作り、娘である千雪の名前を冠した事務所がなくなる瀬戸際になってしまい、とにかく戦っていく。でも、命を本当にかけてしまったときの壊れかけの目を研二がしており、どうな...
とうとう独立した育人のブランド名が「EGAO」に決まって進めていく中で育人をファッションの世界に連れてきた藤戸千雪とその事務所、父親であり社長である藤戸研二が厳しい状態に置かれてしまう。そんな中でもオリヴィア・キャリーと...
自分は体験できなかったけど、若い時に志を同じにし何かを作り出すということをやってみたかったなと思ったりもするし、これから機会もあるのかもしれないと思えた。 独立を賭けて作ったバッグの売り上げがとんでもないことになって、シ...
デザイナーとして遥か先にいながらも育人のことが気になっている綾野遠が育人が作ったバッグを見て驚く。遠が 負けていると感じているパターン技術で7種類の変形ができるバッグを作り上げたと感じ、自然に美しいデザインになっていると...
東京ガールズコレクションに一度は行ってみたいと思えてしまったのもこのマンガの魅力だったりする。バッグを得るための勝負を仕掛けた育人たちは出来る限りの努力の末にTGCの舞台へとやってきた。その過程でファーストルックを歩くこ...
その先にはその人にしかなし得ないことが見えてくる。大人になっていく中で「自分が何者でもない」ことと向き合っていかなければならない時が来てしまう。そんな「自分が何者でもない」ことと折り合いをつけていくことが大人になるという...
パタンナーとして努力だけでなく、結果を見せたことでデザイナーとしての仕事に踏み出せることになった育人。着任した先のチームはいまいちでお飾りチーフと思われてしまっていた佐久間 美依のチームに。難しい状況の中でもなんとかライ...
日本の服飾の専門学校やモデルの世界がこれまで重点的に描かれていたけど、パリを目指すということから当然ながら世界へも話が触れられる。世界的ファッション誌の初代編集長と今の副編集長の会話から世界的なモデル事務所が日本進出へと...