「矢印」は日常でも仕事でも見ようと思えば見えてくる『アオアシ(25)』(小林有吾)

アオアシは仕事に役立つ言葉がたくさんあり、機会があって仕事の中でも紹介することがあったのだけど、そういうマンガは多いなぁと思っていると中学生の頃に『スラムダンク勝利学』(辻秀一)という本を読んだことを思い出して、ここ20年ぐらいのうちにマンガは娯楽から仕事にも踏み込んできているんだなぁと改めて実感する。インプットはなんでもよくて、自分の参考になりそうなものは取り入れていけばいいし、最近読んでいる漫画ではこのアオアシが物語としても面白いし、仕事にも参考にできそうな内容がある。

基本的にはユースのサッカー漫画なのでそんなに仕事に参考にできそうなのよがたくさん出てくるわけではないけど、今回も1つだけ良さそうな言葉があったので紹介させてもらう。

矢印を見ろ。奪いに来る選手には、必ず、こうやって「矢印」がある。守備に危機感を持ってる奴は、奪いに来るヤツの力の方向、体の向き、スピードや目線…一瞬でそれを可視化する

仕事でもこれは役に立つ考え方なんだろう。様々な人と仕事をする時にそれぞれがそれぞれに対してどんな感情を向けているのかということを手元のメモを書いておくだけで、受け止める前に起こっている事象として理解し、その上でどうするのかを考えて行動することで矢印をかいくぐったり、向きをちょっと変えたり、力を弱めたりするのかもしれない。自分に向かう矢印をまず把握するだけでもよい。その上で身の回りの人たちの矢印を理解することにすればいい。自分のこととして受け止める前に可視化することでただの動きでしかないと感じることができるのもいいのかもしれない。

そんな仕事に役立つ話が出てくるなかで物語は高校世代の山場の戦いも佳境へと進んでいく。高校のトップである青森星蘭との試合は後半に入り、 主人公の葦人が所属する東京シティ・エスペリオンユースが仕掛けていく。これまでの積み重ねであったり人と人との関係や新しい注目選手も出てきて要素が絡み合って見るものが試合に更に引き込まれていく。

試合の中でも仕事にもう一つ役に立つ話があった。状況把握が苦手な選手が自分の試合での状況を説明することを積み重ねたことで思考が整理されていくという話があった。これは仕事でもそうだなと思ったのが、いつもの仕事では頭によぎらない自分の考え方や仕事に対する想いが採用インタビューやOB訪問、ちょっとして飲み屋での真面目な話などによって整理されていくということを思い出した。仕事に関する対話で思考が整理されていくというのは確かで自分も様々な人とそういう会話をすることで思考を整理することをしながら他の人の話を受け止める側としてもやっていければと思うような時内容だった。

仕事につなげることが今回は多かったけど、マンガとしてもサッカーの面白さだけでなく、キャラの魅力もあり、飽きさせないのでやっぱりこのマンガはおすすめです。

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。