強い会社から”いい会社”への転換が求められる時代に入ってきた。『AERA2/26号 特集:分断される職場』

 

同一労働でも、同一賃金じゃない。それが職場の分断を呼ぶ。そんなお話が特集。

正確には同一の扱いじゃないってこと。その時点での給料だけでなくキャリアップやスキルアップでの正規雇用と非正規雇用で異なる。そんな現実が取り上げられる。

大手の企業で働いていて一緒にお仕事をしているのも大手の企業が多いからなのかこんな現実を目の前で見たことはない。派遣として雇われていた女性がけっこうな大企業の正社員に登用される現場も見てきたのでそこまでの扱いの差はないんじゃないかと思いながらも給与の違いとかはびっくりする。

でも、すべての人が正規雇用になりわいわけじゃない現状もあるのでそこは考慮しないといけない。ただ、正規雇用が既得権益になっているのは事実なんでしょう。制度を作る側である正規雇用側が自分たちの利益を守るために過剰に待遇の差をつけていることもある現実は見直していく必要があるし、そうしないと裁判を起こされる事もありえる。

強い会社から”いい会社”への転換が求められる時代に入ってきた。そんなことを感じさせられる特集でした。

”普通の人”のドキュメンタリーである原一男の「ニッポン国vs泉南石綿村」は気になるかなぁ。

【次の本】

『ゲイカップルのワークライフバランス―同性愛者のパートナー関係・親密性・生活』(神谷悠介)

紹介されていたんだけど、個人的にもお仕事的にも参考になりそう。

【手に入れたきっかけ】

Kindle Unlimitedの対象になっていたので

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。