やっぱり、この人の本は読み応えがあるし、満足させる。10年近く前の本だけど色あせていない 大前研一『質問する力』

ビジネスマンには物凄く広く知られている大前研一さん。
日本国内外で高い評価を受けているコンサルタントで、
ためになる本を多く書いている。
この『質問する力』もその中の1冊で、2003年に出版されている。
日本人には「質問する力(Inquisitive mind)」が足りないと断言し、
「政府や、マスコミや評論家の言うことをうのみにするのではなく、
まず、自分の頭で考え、疑問点があればとことん追求し、自分で納得してから決断する」
そんな、質問の力の重要性とそれをどうやって育てていくのかについて語られているのがこの本。
前半は、1985年に起きたとてつもない大きな3つの出来事についての話から始まり、
質問しないことによる悲惨な現状と、大前研一が質問する力を発揮すればこんな風に
考えられるんですよ。という、現状の捉え方とこうすべき。という改革案を、
日米同盟、年金制度、不良債権処理、道路公団、原発、道州制など様々なテーマについて
提示している。
後半では、質問する力にとどまることなく、
「説明する力」や「回答する力」まで語られている。やっぱり、この人の本は
読み応えがあるし、満足させる。10年近く前の本だけど色あせていない。
でも、最初に読んだ『考える技術』ほどのインパクトはなかった。なので、☆4つ。
それは「考える」という「質問する」よりももっと根本を捉えたのが
『考える技術』だったからだと思う。
でも、読んで損はない。それは間違いない。

質問する力
大前 研一
文藝春秋 ( 2003-02-26 )
ISBN: 9784163594804

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。