概要と感想
「人を助けることに理由なんかいらない」
そんなことをどこかのマンガの主人公が言っていた気がするけど、本当にそうなのか。
人を助けることに理由はいると思う。
厳密に言うと「人を助けることに理由なんかいらない」と考えるようになるまでには物語があって、それが人を助ける理由になっているんだと思う。だから、人を助けることに理由はいるのだ。
様々な過去の経験や気付きが思いになって人を助けるようになるのだろう。
人は生まれつき、人を助けるようにはなっていないと思う。そんな人が思いを持ち、人を助けるようになったということが素晴らしいことなんじゃないかと思うのです。
人を助ける理由の源泉となる出来事は1つの大きな出来事かもしれないし、長きに渡る何かの積み重ねかもしれない。
SKET DANCEのボッスンは前者で、ある大きな出来事がボッスンを動かし、人を助けるようになり、高校で人助けの部活を作るところまでつながっている。
ヒメコが言っているように「漫画の主人公」のようで、驚きの話。ただ、伏線もあり、のめり込んで読むことが出来た。ボッスン過去編を一気に駆け抜ける。読み応えあり。たまらないです。
1巻から10巻まで読んで驚いたり、何も感じたりしなかったらその代金を代わりに払ってもいいぐらいの積み重ねです。ぜひ!
人は元々、人を助ける理由を持っていない。人を助けるようになるプロセスがいい。
引用
困っている人に手を差し伸べられるような強い人間になれ。いいな!(桐島 亮輔)
仲間は宝だ。助け合って絆を一生大切にしろ。人に裏切られても自分は絶対裏切るな。そして、困っている人がいたら通り過ぎるな。無事に生まれてきてくれたらまた何度でも言ってやる。生まれてきてくれてありがとう。(桐島 亮輔)
入手きっかけ
妹の部屋にたくさんあるので、お借りして読んでいます。
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小檜山 歩
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