生きている人の大半がいなくなったら。今も50年前も同じなのかも。『トリフィド時代 (食人植物の恐怖)』(ジョン・ウィンダム)

  もともとは1951年の作品ということは60年以上前に書かれたものなんだけど、今、書かれたと言われても違和感がない。SFにありがちの未来予測が当たってすごいとかとっても外した未来予測ってことでもない。破滅SF...

どんな人でも人を殺すことがある。優しい人でも。『デュー・ブレーカー』(エドウィージ・ダンティカ)

  大学で勉強したことの1つだったりする。オウム、ルワンダ、ナチスで人を殺した大半の人達は自分たちと陸続きの人たち。そんなことを勉強した。 この物語を読んで思い出した。 普通の人が環境によって残虐な行動を取る。...

ボーイはガールにミーツするけど、ガールはボーイにミーツしない。『翡翠の色の、君だけの夏。「視える」修復士と洋館の謎』(渡波 みずき)

  思春期の男性が同い年か少し上の女性と会ってその人に支えられたり認められたりしながら成長する物語をボーイ・ミーツ・ガールと呼ぶことがあるけど、ガール・ミーツ・ボーイって言葉はない。 なんでなんだろうと思うけど...

自分が苦手な女性ってこれだわ…『烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ』(阿部智里)

  これだといいながらもどんなの?と聞かれてもはっきりと言い表せない難しさ。でも、これですわ。好きではないといえばいいのか。 女性の趣味が少し変わっていると言われる。今の奥さんがとっても変わっているわけでもない...

ペットと飼い主は似る!?『Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2018年 4/10 号 [「人口減少」日本を救う小国の知恵]』

  百聞は一見にしかずとはよく言ったもんでほんとに似てるんすよ。似せて撮影しているんだと思うんだけど、それにしてもいいですわ。ペットと飼い主を同じ構図、同じ雰囲気で撮影している写真はそっくり。 人とペットなので...

トンネルの歴史と日本の近現代史は重なる。『鉄道とトンネル:日本をつらぬく技術発展の系譜 (シリーズ・ニッポン再発見)』(小林寛則, 山崎宏之)

  人類最初のトンネルは紀元前2,000年ごろのバビロニア。そこからいろんなトンネルが作られてきた。戦時中は隧道と呼ばれていたトンネルは今の日本の交通網には欠かせないものになった。 そもそもトンネルってなに?と...

えっと、どうやってってのが知りたいっす。『感情的にならない気持ちの整理術ハンディ版』(和田秀樹)

  そうなれない人ができるのかってのはちょっとわからないっす。 昔はけっこう感情的になることが多かった自分ですが、昔よりは感情的にならなくなったと勝手に思っています。でも、ゼロではないので読んでみました。 どう...