本を見つけて、読んで、どうするのか『レバレッジ・リーディング』(本田 直之)

本を読まない人が増えている。大学生ぐらいに年が離れた人だけだと思ったら二個下の後輩も2年ぐらい本を読んでいないと言っていた。もちろん、読む後輩もいるんだろうけど読まない後輩の方が多いみたい。 やらない人が多い状況だし、昔...

価値観の違う人のことは理解できないこともあるけど、理解できることもある。『空棺の烏 八咫烏シリーズ』(阿部智里)

千葉の一般的な家庭に育ったこともあって大学に入った時に今まで会ったことのないような出会いが多かった。この人の家は確実に金持ちなんだろうなぁという人から田舎と呼ばれる地域から出てきた自分の何倍も実家を大切にする人、そして、...

物語は世界の外へと向いていく『黄金の烏 八咫烏シリーズ』(阿部智里)

山内の中で生きる八咫烏たちの物語は嫁争いから政治ドラマまであったけど、世界の中の話だった。そんな世界に綻びができてきている怖さがある。 金烏がいる宗家と東西南北に分かれた世界を揺らしているのが人形を取れなくなる仙人蓋と呼...

家計管理のコツは使うから貯めるではなく貯めるから使う『本気で家計を変えたいあなたへ――書き込む“お金のワークブック”』(前野彩)

よく言われることだけど結婚してパートナーとの共通財布を作るまでは意識してなかったことだなぁと実感する。 今の家計を分析するシートがあって家族から収入、貯蓄、ローン、教育プランを記入する。その上でどう貯めていくのかを家計改...

iPadは持ってないけど手書きできるタブレットは確かに欲しい。『家電批評 2018年 08 月号』

お得モデルやアプリも紹介してくれるメインの特集がiPadは今が一番おもしろいというものでグッと安くなったお得モデルを紹介していく。 他にもトリキワーカーの紹介やスピーカー、アイスのランキングなんかもある。 【手に入れたき...

アニメを通して日本の危うさを考えてみる試み『母性のディストピア』(宇野常寛)

現実を見るときの一つの方法として現実にある虚構を見てみることがある。 宮崎駿、富野由悠季、押井守の3人が作った作品での女性の描き方からそれぞれが世界をどう見ていてどう関わろうとしていているのかを分析する。 妻を母と錯誤し...

納谷幸男の試合を見たくなった写真がある。『週刊プロレス 2018年 07/25号 No.1966』

  写真の力はすごいと思わせる写真があった。プロレス好きで会場に行って写真をそこそこ撮ったりするんだけどこんな写真を撮ってみたいと思わせる。順に読んでいった中で目を止める写真があるのでぜひ。 ケニーが飯伏幸太と...

たかが線なんて言えなくなる『月刊MdN 2018年6月号(特集:マンガの線――その描線から読み解けるもの)』

いろんなペンとデジタルでさまざまな線を描くことができる。無機質だからデジタルはイマイチかというとそんなことはなくてデジタルにはデジタルにしか出せない質感があって大切だという話も出てくる。 表紙から線にこだわった絵となって...