家で取っている新聞が朝日新聞に1月から変わったのでちょっと気になった記事があったら書いていこうかな。の21回目。社説「小沢氏系造反―異様な行動に理はない」について。
朝刊3面 ~社説「小沢氏系造反―異様な行動に理はない」~
「政権党に属しながら、国民生活を人質に取って「倒閣」に乗り出す。政党人として到底許されない行動である。
小沢一郎元代表を支持する民主党の衆院議員16人が、国会内の民主党会派からの離脱を表明した。16人は予算案や関連法案に反対する可能性も「あり得る」と明言している。
16人は「造反」の大義名分として、菅政権が国民との約束であるマニフェスト(政権公約)を「捨てた」と断じるが、見当違いもはなはだしい。
ばらまき型のマニフェストが財源不足で破綻(はたん)していることは誰の目にも明らかだ。必要なら見直すのは、政権与党のむしろ責務だろう。確たる恒久財源の当てもなく、「マニフェスト実現」のスローガンばかりを繰り返す方がよほど無責任である。」
との書き出しで造反を批判している。マニフェスト修正の必要性は十分わかる。しかし、管政権はマニフェストの修正について明言せず、ごまかし続けている。マニフェストを修正するならその口から「マニフェストを修正する」という発言を聞きたいが、その発言はない。そんな中でマニフェストを掲げて当選した議員が「マニフェスト実現」を目指すのことに何が問題あるのだろうか。でも、マニフェスト実現のスローガンばかり繰り返す無責任さにも一理はある。
しかし、一番理解できないのは次の文章
「マニフェストを修正するか否かも、政治とカネの問題への対応も、菅直人首相と小沢氏が争った昨年秋の党代表選の大きな争点だった。
接戦とはいえ勝ったのは首相であり、代表選の公約を軸に政権運営を進めるのは当然だろう。小沢氏を支持した議員も、首相の代表任期中は基本的に支えていく。それが政党人として守るべき最低限の規律ではないか。
あくまで首相を認めないというなら、会派だけから離れるという中途半端な行動ではなく、きっぱり離党すればいい。その覚悟もないのだろうか。」
政党人ってなにを指すのか。必ず党議拘束に縛られ、自分の意見を制限されるのが政党人なのか?そんな政党人は政治家としてこひやまは好きじゃない。政治家はなによりも自分の選挙区の有権者と自らの政治信条に基づいて行動すべきではないのか。
その中でのこの行動は国民生活を考える際に批判されるべきなのかもしれない。けど、個々の政治家の行動としてある程度認められるべきではないか。全否定されるべきではない。ただの数合わせとして公明党や社民党と、自らの政治信条を曲げてまで連立交渉を行う政権、管首相の政治信条はどうなのだろう。
なぜ、ここまで、造反を否定するのか。自分にはそれこそ、「理解に苦しむ。」
社説「小沢氏系造反―異様な行動に理はない」
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
<小ネタ>
beのb4面で石田純一さんに取材をしていた。石田さんを「2枚目と3枚目を往来している」としたことに面白みを感じる。
「歌舞伎の1枚目が主役、2枚目が男女のもつれを演じる美男役えそれが語源となった。ちなみに3枚目は道化役」らしい。
小檜山 歩
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