ウソかホントかはわかる。でも、ウソだった時に裏にはなにかがある。『嘘解きレトリック 1』(都戸利津)

 

それがなんだかはわからない。

ウソが聞こえる。なぜだかわからないけどそれは私だけにある能力。だから、周りには煙たがられて生きてきた。

そして家も出て、たまたま出会った探偵さんの助手に。昭和初期の日本を舞台にしたそんなお話。

ウソがわかる16才の女の子は浦部 鹿乃子(うらべ かのこ)で探偵さんの名前は祝 左右馬(いわい そうま)。そんな2人がウソが分かる能力とそれ以外のいろんな能力をつかって事件を解決していく。

「それ以外のいろんな能力」とするのはウソがわかるだけじゃ事件を解決することはできないから。人の心が読めるわけじゃない。「音として発声された言葉を聞いてその人がその言葉を嘘だと思って発しているかどうか」がわかる能力。

だから、その裏にあるなにかは探偵らしく推理したりしないといけない。そこに探偵さんである祝さんの活躍が出てくる。

能力を煙たがれて悩んでいた鹿乃子が自分の能力と向き合うところから。

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。