同じ仕事なんてそんなにないと思うんだけどな…仕事もスワイプするの?

ここのところ会社の若手や他の会社の人と話していると、話しているとどんどん新しいことをやっていきたいと言う人に多く出会う。

コンサルタントの仕事だと「クライアント」と「やること」がセットでひとつのプロジェクトになって一か月から数年のスパンでプロジェクトをやっていくのだけど、長期間のプロジェクトを遂行する難易度が昔よりも上がっている要因の1つにプロジェクトで大きな割合を占める若手から中堅メンバーのコンサルが短い期間でどんどん新しいことをやってみたいから長期間のアサインは避けて欲しいというようになってきたことがある。

同じプロジェクトにそこそこ長い期間働くことで「クライアント」と「やること」に対する理解が深まることもあり、そうやって役割を上げてきた自分からすると短い期間で上辺だけを掬うような仕事ではなくて、じっくり腰を据えていくことが大切だろう。

クライアントでもプロジェクトのフェーズが変わればやることが変わって新しい学びがあるだろうし、同じようなプロジェクトでもクライアント役割が違いは違ったものが見えてくるだろうから自分が求められている場でアウトプットを出して気づきを増やしていけばいいんじゃないかななんて思うんですよね。これが古い考え方なのかもしれないけど。

スマホでスワイプするように仕事に対して知ったつもりになってめくって行った先に空っぽな人が増えないといいなあと危機感を覚えるような新しいことを次々にやりたいと話す人に対して思ったことでした。 

The following two tabs change content below.

小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。