人は自らの力で異方へ行くべきなのか
これがこの作品で正解はなんなのかを問われた問題だったんじゃないかなぁ。
人間が考える宇宙の外の世界(このアニメでは”異方”と定義している世界)からやってきたヤハクイザシュニナという存在と外務省のエリート交渉官として名が売れている真道 幸路朗(しんどう こうじろう)の1人と1体(?)を中心に触れたことのない存在がやってきた日本と地球を描く。
地球の外のどこかには人類よりも秀でた種族がいて地球にはない便利なものを提供してくれたら乗っかるべきなのか。ヤハクイザシュニナは電気を無限に作るワムや寝なくてもよくなるサンサなどを地球に持ち込んで人類に使わせる。
地球にはない、作ることができない道具によって人類は変わっていこうとする。そんなのが許されるのか。SF作品だとすでに道具や世界が人間に馴染んだところから始まることが多いけど、その前を取り上げてる。その中途半端さに不満もあがったのかもだけど、面白いと思いましたよー。
そもそもよーくできてる
人間描写、異方のものの描き方はよくできてるのです。使いみちはありそうで地球では作れないものを持ってきてるし、エリートたちの活躍を描いているのはシン・ゴジラ共通のものがあるってのは最初に書いてますね。
東映さんが力を入れて作ったことがわかりますよー。
外圧によって人間は進化すべきなのか
いつか、どこかでこんなことが起こるのかもしれない。もちろん、今、起こっていないってことは私が死ぬまでには起こらないかもしれないけどそんなのわからないじゃないですか。
そんなどーでもいいことを考えるよりは自分の将来に役立つことをやりなさいと言われるかもですけど、たまにはこんなこと考えてもいいじゃないですか。
このアニメでは1つの正解を語らせたけどそれが本当の正解かはそれぞれで考えてみると面白いとおもうんです。
正解するカド KADO: The Right Answer
小檜山 歩
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