心が突き抜けている人から出される言葉のはじけっぷりがたまらない『ランウェイで笑って(1)』(猪ノ谷言葉)

後輩に面白いと言われてハマったマンガなんだけど、やっぱりこの1巻の真っ直ぐな雰囲気に巻き込まれたんだなぁということを改めて感じる。パリコレでのランウェイを歩くモデルを目指す藤戸千雪とデザイナーになりたいという思いもあるのだけどいろんなことを考えて諦めようとしていた都村育人が出会いそれぞれの夢に向かっていくところから始まる。

少年漫画にはないファッションの世界なのだけど、主人公の2人が発する言葉であったり雰囲気は王道のバトル漫画の主人公にも負けない力強さをいきなり感じることになる。

身長が伸びなくなってしまったことでモデル事務所を首になってしまった藤戸千雪の諦めない姿はここまで真っ直ぐな人がいるのかと思いつつ、本当にこんな人がいるのかもしれないと思わせるような力強さを感じさせる。「諦めてしまったら”藤戸千雪”でいられない」という言葉であったり、「人生が叫んでいる」という思いも自分が忘れかけてしまっているような気持ちをもう一度思いをさせるような心を持っている。

セリフだけではなくて描写も含めているものを巻き込んで一気に引きずり込んでくれた。少し遅れながらも津村くんの「服は人を変えられる」という気持ちも伝わってきてこれからこの2人の行く末を見届けたくなってしまったマンガで、仕事についても刺さるのでおすすめ。

【手に入れたきっかけ】

後輩に聞いて読んでハマって読み続けているマンガ

【オススメ度】

★★★★★

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。