宮本裕向がノアに来たこともワクワクさせる組み合わせが次々と生まれそうなのがたまらない。宮本裕向というデスマッチやインディー界で名前が売れていた選手が生徒派のプロレスでもスポットライトが当たっていたような雰囲気がある。ムーンサルトの美しさや動きの素早さは正統派のプロレスたっても存分に生きることがわかっているので、期待が膨らむ。
桜庭和志の関節技の怖さと宮本裕向のムーンサルトと武藤敬司と丸藤正道とケンドー・カシンが同じリングに立っていること自体がとんでもない。 そんな豪華なタッグマッチもありつつ、武藤敬司の後継者の一人でもあるカズハヤシと三沢光晴の後継者の一人でもある鈴木鼓太郎の試合はそれぞれのプロレスをぶつけ合うタイトルマッチになっていた。
メインはレッスルワンでチャンピオンにまでなった征矢学が中嶋勝彦に真っ向からぶつかっていった。井上雅夫との試合のような小馬鹿にするような動きはあまりなく、征矢のラリアット(弾道)と中嶋勝彦のキックが真正面からぶつかり合った。征矢学の体の厚みはもう少しで勝てそうだということを感じさせてくれた。中嶋勝彦フランケンシュタイナーのキレと意外性も沸かせてくれた。
メインまでの試合の流れも含めて、有観客試合もう始まろうとしている中で無観客の大会としての最高峰がここにあったように感じた大会だった。
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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