「よかったー」と無条件に満足できるアニメってイイ。
「時かけ」、「サマーウォーズ」、「おおかみこども」に引き続き「バケモノの子」も名作アニメでした。
あらすじはいろんな他のサイトにお任せすることにして、ざっくり感想を書かせていただきます。「親子関係」、「子どもから大人に変わるこどなの時代」、「心の強さ」が大きなテーマとしてある中のエンターテイメント。
親子関係にガッツリ焦点が当てられていた「おおかみこども」の次の作品であるこの作品はいろんなテーマが入っている感じ。
一番は人の心の弱さと強さの話なのかな。
心の強い人間と弱い人間が2種類いるって訳ではなくて、1人の人間の中に強さと弱さが同居している事実を堅苦しくなくアニメの世界観の中で伝えてくれるような感じ。
渋谷を舞台にしたトトロでもあり、千と千尋でもある
2つ目の話は世界観、バケモノの世界は渋谷の裏路地を決まった道順で進んだ先にある。なんだか渋谷の裏路地を歩いて探してみようと思いながら、子どもが誘われてバケモノの世界に入っていく所とかはトトロや千と千尋の神隠しを思い出した。
監視カメラの映像は何かを暗示している?
現代社会の風刺っぽさを感じたのは監視カメラ映像の多用。アニメなのにアニメっぽくない荒い映像の監視カメラからの映像は街の至る所に監視カメラが存在する今の時代に対する何かメッセージが込められているように見えてしまった。
いろんな事が起こった後に人間の心の中にある闇が生み出したものや心の闇そのものが監視カメラに映らないのも象徴的。
難しそうだと思われるかもしれないけど、魅力あるキャラクターが沢山出てくるエンターテイメントに仕上がってるので、冒険アニメに心躍らせ、ほっこりし、涙を流したい。どれか1つ以上に当てはまる人は是非、見て欲しい。
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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