修行や、一応聞いておくか。の気持ちで、読むと良いのかもしれない 『死にたい老人 (幻冬舎新書)』

☆3つ。断食して、死のうとした小説家の日記。 断食スタートから「起床時間」「就寝時間」「体重」などの データと一言を足した日記で断食をしている間と その直前についてはその断食の様子をうかがい知ることが出来る。 だけど、そ...

何も信じられないなら、何かを信じるしかない。1つも信じられないなら、1つから 『ゴールドラッシュ』

14才の少年。それも父がパチンコ屋を経営しているボンボンの話。 こう書くと、きれいな話、お金持ちが学校に行きながら、 頑張って後継ぎになるための努力をする話なのかな。 と少年の境遇からは想像されるけど、まったく異なる。 ...

父の葛藤や本音が垣間見える作品として、普通の闘病記ではないことに良さがある 『僕は絶対あきらめない: 車いすテニスに夢をかけた22歳の生と死』

どこにでも居るような、高校2年の男子高校生が、 骨肉腫を発症し、好きだったテニスを 車いすテニスに形を変えて取り組み、 生き生きと大学まで通い、22才で亡くなった 武畠明聡さんについて、本人のmixiの日記や講演録、 そ...

内容はほどほどに充実している。でも、タイトルには少しがっかり 『2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)』

この本の第1刷が2009年で、今年は2011年。 タイトル通りなら、あと3ヶ月以内に新聞・テレビが なくなっていないといけないけど、そうはならないだろう。 近い将来、そうなってしまう可能性は否めないけど、 少なくとも1年...

十分すぎる傍聴によって描かれた話は読み入ってしまう箇所も、もちろんあった。 『裁判長!これで執行猶予は甘くないすか』

前に、『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』という裁判傍聴記。TBSラジオの「荒川強啓デイキャッチ」の愛聴者である自分には、そこに出てくる裁判傍聴芸人阿曽山大噴火さんのおもしろ裁判傍聴トークで裁判傍聴の話は知っていて、いつ...

どの裁判よりもすばらしい裁判所だ!と思ってしまった閻魔王庁 『カッコいいほとけ』

「現代のゆるい仏教の超入門書」というのが、この本の紹介になるのかな。仏教の入門書として認めていいのか。ということには疑問がついてしまうかもしれないけど。 仏教のいろんな「仏(ほとけ)」をかっこいいイラストと分かりやすいと...