心を煙でいぶされて山へ登る。その先は…「処刑」の2文字が目に付き始める。 『レッド(2)』(山本 直樹)【Kindle・漫画】

  圧力から来る疲労。行動的にも心理的に追い詰められていく。人は追い詰められてしまうと、諦めるよりもしがみつく傾向にあるのかもしれない。 失敗だと分かっていてもかけた時間やお金を考えるとやめられない。後には引け...

樽にこだわる推理。手堅いミステリーの王道 『樽』(F・W・クロフツ)【本・ミステリー】

  樽といえばドンキーコング。1989年生まれの私は連想する。樽の中には仲間が入っていたり、樽の中に入って飛んでいったりしながらステージをクリアするゲームに小学生の頃にハマっていた。 シリーズは好評で2作から3...

確かに1000万がポンと出てくる経営だけど、もっと沢山のことがつまっているドンとくる本なのです。 『不格好経営―チームDeNAの挑戦』(南場 智子)【本】

  確かにポンと1000万は出てくる。でも、そんな小さなことよりも大きな、たくさんのことがこの本には詰まっている。 この本が発売された時にはまだ、前職のITベンチャーにいた頃で、社内でもそれなりに話題になった一...

大人になるということは諦めることなのか。 『20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1)』(浦沢 直樹)【漫画】

  大人になるということは諦めること。 そんな言葉をどこかの本で読んだことがある。いや、どこかで大人が言っていたのかもしれない。夢や遊び、やりたいこと、子どもの頃に描いていた今でも心の中に少しは残っているもの。...

日本の昔ながらで、会社内の評判も悪い人事部変革物語を核に置いたビジネス小説 『人事が変われば、会社は変わる』(香本 裕世)【本・人事】

  人事改革ビジネス小説に出てきた人事に関するいくつかのお話 from Ayumu Kohiyama   人事について考えるのは自分について考えること。仕事の自分へのフィードバックフィードバックにもな...

人「食べ物」を「食いもん」と呼ぶ人に悪い人はいない。全く根拠がない意見ですが、そうは思いませんか!? 『タケノコの丸かじり』(東海林 さだお)【本】

  「衣食住のどれにお金をかけたい?」 結構、相手の価値観を探るいい質問だと思うのですが、いかがでしょうか? 比較的、衣食住の順で手堅い人からばっくりしている人になっているような気がします。 もちろん私は食です...

真剣に取り組んでいることを茶化された時にどう受けて立つのか。 『ナナマルサンバツ(5)』(杉基 イクラ) 【マンガ】

  真剣に取り組んでいることを茶化された時にどう受けて立つのか。 部活とか趣味とか、仕事とか、何かに真剣に取り組んでいると、それについてからかってくる人はどこにでもいるだろう。その「何か」がマイナーで、真剣に取...

シャーロック・ホームズから学ぶ恋愛哲学。 『シャーロッキアン!(2)』(池田 邦彦) 【マンガ・Kindle】

  シャーロック・ホームズから学ぶ恋愛哲学が2巻のポイントでしょうか。 シャーロック・ホームズといえば世界で最も有名な探偵であり、助手のワトソンと共に様々な謎を解いていく。 そんな話からなんで、恋愛哲学が出てく...