証拠を見つけるために自らの足を使って勝負する。そんな姿に懐かしさを感じる 『福家警部補の挨拶』(大倉 崇裕)【Kindle・本】

  何だか現代なのに懐かしい匂いがするミステリー。最初に犯人が事件を起こすところから描く倒叙モノ、またの名を古畑任三郎システムのミステリーだということだけじゃない。何だか、主人公にも犯人にも風情がある。厳しい人...

おじさんにとって、浜ちゃんは憧れになるのかもしれない。 『釣りバカ日誌(3)』(北見けんいち)【Kindle・マンガ】

  スーさん登場!キレもの社長!人事異動は関係なし! あまりにも有名な国民的釣りマンガ!誰もが知ってる浜ちゃんの相方、スーさん登場!初登場が3巻って何だか意外。最初から2人揃っていたと思ってました! 課長に誘わ...

本当にありそうだけど、何だか恐ろしさが底に通っている物語。 『千里眼 完全版』(松岡圭祐)【Kindle・本】

  テロ。宗教。悪しき西洋資本主義搾取社会。 万能鑑定士よりもちょっと怖くて、心をえぐってくる物語。SFチックな部分もあって、何だか怖くなりつつも、続編が気になる。 松岡圭祐が万能鑑定士Qよりも前に書いていた物...

嫁姑が一緒に暮らしているマンガって少ない気がする。『釣りバカ日誌(2)』(やまざき十三)【Kindle・マンガ】

  合体始め!部長釣り、姑登場。 相変わらず「合体」の二文字が随所に出てくる有名だけど、実はちょっとエッチなマンガの第二巻。新年初の「合体」など、縁起がいい(?)感じでスタートしたのも束の間、浜崎家に危機が訪れ...

信じることが難しい存在にどんな目線を向けるべきなのか、どんな視点があり得るのかを考えさせる。『職業欄はエスパー』(森達也)【Kindle・本】

  テレビは面白いと思ったらその人を使い倒して消耗してポイする。だから、あの人は今、みたいな番組に出てくる元芸能人の数は尽きないし、新しい人がドンドン出てくる。 オードリーの若林も「もっとたりないふたり」という...

釣りバカ日誌ってこんなにシモの話がたくさん出てくるマンガなのかぁ!ちょっとした驚きでした!『釣りバカ日誌(1)』(北見けんいち)【Kindle・マンガ】

  釣りバカ日誌ってこんなにシモの話がたくさん出てくるマンガなのかぁ!ちょっとした驚きでした! ハマちゃんが釣りバカになる前夜のお話から、釣りバカになっていくところが描かれる。 この頃はよき相棒、スーさんは全く...

「自分が面白いと思うものだけを追求すること。それが非道の生き方」 『非道に生きる』(園子温)【本】

  「自分が面白いと思うものだけを追求すること。それが非道の生き方」 大変なこと。 自分が面白いと思えないこともやることを世間では「丸くなった」とか「大人になった」とか表されるのかもしれない。 ただ、非道の生き...

人が集まる空間があったら、居心地が良いと感じる人がいれば、居心地が悪いと感じる人も居る。『暗殺教室 6』(松井 優征)【マンガ】

  人が集まる空間があったら、居心地が良いと感じる人がいれば、居心地が悪いと感じる人も居る。 「みんな頑張ろう」という空気の中では、全ての人が頑張れると思いきや、そんな簡単ではなくて、その空気感を嫌がる人もいる...

知性やスキルだけでは上手くいかないこともあって、人と人が仕事するのであれば、EQも必要 『職場の人間関係をよくするEQ入門』(EQジャパン)【本】

  職場での人間関係を円滑にするために必要なことのヒントになり得る本。前職、渋谷のベンチャー企業で働いていた頃に、社長室の本棚に入っていた本の中の1冊がこれ。 職場での人間関係がそこまで得意ではなかったので、気...