1つ1つのやり方が毎日の「カイゼン」活動の積み重ねによって生み出されたものなんだと感じさせてくれる 『トヨタ・仕事の基本大全』((株)OJTソリューションズ)【Kindle・本】

  仕事ってやるべきことは決まっていて、みんな分かっていてあとはどれだけこだわってやることによって成果が変わって来るものなんだと改めて思う。 トヨタの仕事の基本と題するこの本の中はもちろん、”トヨタのやり方”の...

なんと清々しい歴史小説なんだろう。21世紀の歴史小説の形はこんなものなのかもしれない 『天地明察』(冲方 丁)【Kindle・本】

  なんと清々しい歴史小説なんだろう。21世紀の歴史小説の形はこんなものなのかもしれない。小難しさは控えめに、読みやすい文体で描かれてはいるものの、歴史小説らしい時の重みは刻まれている。 まだ、時が確実には定ま...

競馬の売り上げが3兆7千億円あった時代に発売された調教師と厩務員の世界を描いたマンガ 『名門! 源五郎丸厩舎(1)』(むつ利之)【Kindle・マンガ】

  競馬の売り上げが3兆7千億円あった時代(1996年)に発売された調教師と厩務員の世界を描いたマンガ。 地方競馬の小さな厩舎で始まった物語は治療の名人と呼ばれた父(調教師)と人とのコミュニケーションはイマイチ...

エロゲコンテンツがちょっとエッチなほんわか学園日常系マンガになってます 『大図書館の羊飼い1』(佐々木 あかね)【Kindle・マンガ】

    元々エロゲだったコンテンツがアニメと同じほんわかちょっとエッチな学園日常系マンガになってますわ。 とてつもない人数が通い、それぞれが持っている才能を伸ばすことを目的とした学校である汐美学園で本...

血って見えない何かを宿らせているような気がする 『新・幸せの時間 3』(国友 やすゆき)【Kindle・マンガ】

  血って見えない何かを宿らせているような気がする。 そんなことはないでしょうか。似たような味がするものもなくて、赤い液体ってこともあるけど、何よりも元々誰かの体の中に入っていたという事実がそう思わせるのかもし...

吹き始めた…自らに破滅をもたらす者を権力の高みへと押し運ぼうとする…人々の愚かな風が… 『総理の椅子(1)』(国友やすゆき)【Kindle・マンガ】

    どんな手を使ってでも総理を目指す男の戦いを国友やすゆきらしい恋愛を中心とする人間のドロドロを交えて描く。若手の議員である白鳥遥の目の前に降りてきたのは千載一遇のチャンス。 1人の若手議員に過ぎ...

エロ、人の欲望によって幸せな時間が崩れていく 『新 幸せの時間 : 1』(国友 やすゆき)【Kindle・マンガ】

    エロ、人の欲望によって幸せな時間が崩れていく。 この漫画を読んでいると、人間ってこんなに醜くて、保身的になることもある。その中でなんとか折り合いをつけてやっていくことが大切だってことも含めて伝...

家族だったらお互いを理解してるなんて鬱陶しい 『幸せの時間 : 3』(国友 やすゆき)【Kindle・マンガ】

  「家族なんだから仲良くしないと。」 「家族って大切。」 言った人は当たり前の事だと思っていて、何の気なしに言うのかもしれないけど、この言葉で苦しむ人や当てはまらない人がいることは知っておいた方がいいことでし...