観る将の入門として楽しめる名人の奥さまの日常マンガ『将棋の渡辺くん(1)』(伊奈めぐみ)

3人家族で5歳で将棋を覚えて15歳でプロになった渡辺明名人(執筆当初は名人ではないですが)の奥さまが書いた棋士の日常を描くほのぼのマンガ。ここのところ、Abema将棋トーナメントにハマってパートナー共々観る将になっている...

前半からすでに揺れ動く手に汗握る試合が止まらない『アオアシ(24)』(小林有吾)

素晴らしいGKになった槇村を認めつつも自分達は負けることができないという気持ちを強くしているのは、同世代で槇村が上がれなかったユースにあがったメンバーたち。 俺は、俺達は、選ばれ、昇格した者としてーオマエには負けられない...

危うさが張り詰めていっている。心配になるぐらい。『夢で見たあの子のために(6)』(三部 けい)

「三ツ目」の殺し屋と呼ばれる男がずっと探していた「火の男」と呼ばれる男と一緒に行動していることを知る。そんな中で千里は薄々予想していたけど、そうであってほしくない予想が当たっているのではないかと実感するようになる。 信じ...

仲間をしっかり探して新しいものを作る面白さ『ランウェイで笑って(19)』(猪ノ谷言葉)

自分は体験できなかったけど、若い時に志を同じにし何かを作り出すということをやってみたかったなと思ったりもするし、これから機会もあるのかもしれないと思えた。 独立を賭けて作ったバッグの売り上げがとんでもないことになって、シ...

人生の区切りを伝えたい相手と話せることの貴重さ『アルテ 14巻』(大久保圭)

突然フィレンツェを離れざるを得ないことになったアルテはずっとお世話になり、絵画のし師匠としても男性としても特別な思いがあるレオとしっかりとした会話をせずに別れることになってしまうことになった。宮廷画家になるための移動の中...

厚みのある試合は至る所でバチバチと熱さがほとばしる『アオアシ(23) 』(小林有吾)

イースト最終節で勝った方が優勝という大一番に臨むのは高校最強を目指す青森青蘭と東京シティ・エスペリオンユースでこの漫画の中でも前振りも含めて一番盛り上がりそうな試合が進んでいく。 負けて得られるものがあるなんて言う奴がい...

「恋は落ちるもの」というセリフが野球漫画に出てきた『おおきく振りかぶって(34)』(ひぐちアサ)

高校生だし恋愛にも興味あるということで、前の巻で恋愛禁止が決められたのが少し引きずって話に入ってくる。禁止にしようがしまいが恋には落ちてしまうというのを高校生が 話しているのはなんだかリアルだなと。 学生の大きなイベント...

戦い方に誇りを持つことを辞めてはいけない『アオアシ(22)』(小林有吾)

最終的に勝った方が優勝という試合を前にしたエスペリオンは試合前のMTGに臨む。相手の青森は自分たちが負けた船橋学院に対してすごい試合を見せ付けて万全の状態になっている。 ワールドカップで準優勝したクロアチアのようなサッカ...

明日はクイズとキャラの魅力がたっぷり詰まった大団円で嬉しくなる『ナナマル サンバツ(20)』(杉基 イクラ)

主人公の越山 識(こしやま しき)は全国大会の場でクイズを始めたときからライバルだと思っていた相手との一騎討ちを迎える。 こんなワクワクした展開は漫画ならではなのかもしれないけれど、やっぱり楽しい。勝負は始まりがあって終...