最後にぞわぞわ、ぞわぞわとさせる本格派叙述ミステリー。肌がざらざらになるぐらいに鳥肌が立ちました。
漫画家が描く漫画家マンガに外れなしというように、推理小説家が描く、推理小説家が主人公の物語にあまり外れはないのだろう。
『そして、誰もいなくなった』が歴史上、一番好きなミステリーである自分にとってはお好みの内容と文体・トリックでした。元々はかなり昔の作品のようで、この手の文体トリックの走りとのこと。
もちろん、トリックの内容は書きませんが、ヒントは「名前」。時代背景は少し前で、郊外のアパートの家賃が月2万円の時代。まだまだ携帯電話を使ったトリックも使えない時代のお話。
今だったら使える道具が増えてこうなるだろうなぁ、と思うこともあるけど、この内容であれば時代背景が変わっても生きる内容で、今でも見かけるやり方。
「そして、誰もいなくなった」のぞわぞわ感には負けますが、同じような「ぞわぞわ感」を味わいたい方には文句なく、おすすめします。
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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