ハフィントン・ポストのすんごいCMSを使ってみたい… 『最強ニュースサイト「ハフィントン・ポスト」日本上陸! 日本版の編集長が語る「売れるWebメディア」の作り方』(ミニッツブック編集部) 【本・YONDEMILL・ミニッツブック】

 

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【概要と感想】

儲かるニュース系ウェブメディアの実践書。

ライブドア・ニュース/BLOGOS、wired.jp、グリーニュースと、様々なニュース系ウェブメディアを作り、ハフィントン・ポスト日本版の編集長となった松浦茂樹のニュース系ウェブメディア論。

この本が素晴らしいコンテンツである理由は、ばっくりとした概念的な話ではなく、ウェブメディアを運営していく際の実務ベースの話がふんだんに盛り込まれていて、実際にウェブメディアを運営している人にとっては、すぐにでも参考にできる内容がつまっている。

これだけでもお腹いっぱいなのに、米国のハフィントン・ポストの内幕を見てきて、なぜ、ハフィントン・ポストはここまで成功したのかが分かる内容もあり、盛りだくさん。

ピューリッツァー賞まで受賞したハフィントン・ポストのライバルはワシントン・ポストや読売新聞などの新聞社ではなく、Lifehackerやyahoo!などのニュース系ネットメディアだということ。

なぜ、そんなことが言えるのかについては、内容を読んで確かめて欲しい。松浦さんはハフィントン・ポストの編集長といっても、紙の新聞の編集長のような動きではなく、ウェブメディアの編集長として動いている。

紙の新聞の編集長は書く記事の内容について考えて書くけど、松浦さんを始めとするウェブメディア側の人間は違う。記事の内容だけでなく、他にあるものを考慮に入れて編集する。

ウェブ業界では当たり前のあることだけど、昔ながらの記事の書き手には反発されるかもしれないこと。ハフィントン・ポスト日本版が成功と言えるのかは正直、微妙ですが、儲かるニュース系メディアを作りたい人にとっては損しない内容なので、必見です。

【入手経路】

「本が好き!」というWEBサービスの献本プログラムで入手!

【本へのリンク】

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。