両国国技館で完成度の高い戦いを見せ辰巳リカと渡辺未詩の白昼夢からプリンセスタッグ王座を守った坂崎ユカと瑞希のマジラビの次の挑戦者は挑戦者決定戦を勝ち上がってきた鈴芽と遠藤有栖のありすす改めでいじーもんきー。キャリアも格も差があると感じさせる二つのタッグチームのタイトルマッチがセミファイナルに組まれた。
男子のプロレスで期待の若手選手が挑むことになる「試練のX番勝負」や新日本プロレスの「夢☆勝ちます」を思い浮かぶようなカードになっていて、あっさりでいじーもんきーが負けるのかなと思いつつ、遠藤有栖推しとしては楽しみなカードだった。
ありすずからでいじーもんきーにタッグチーム名を改名したのも白昼夢やマジラビのように長く組んでいく2人の意気込みを感じさせるし、鈴芽は今、スターダムでブレイクしているMIRAIが舞海 魅星として東京女子プロレスで戦っていた頃にBeeStarというタッグチームを組んで去年、この大会と同じ時期に行われた同じタイトルの「Still Incomplete」で当時のタッグチームへの挑戦権を得て5月に挑戦している。
Still Incomplete | DDTプロレスリング公式サイト
https://www.ddtpro.com/results/15761
組んでいた選手がいなくなり、新しいタッグチームを腰を据えて高めていくことが一年の間に起こっていて時間の流れが早いことを感じさせる。
でいじーもんきーはスピードで攻めてまばゆさを見せた
試合はでじもんが攻めてマジラビが受け止める展開になっていたのだけど、試合を通してでじもんのスピードの速さに驚かされる。この二人のタックは何試合か見たことあったのだけどこんなに速かったのかというのと、二人が動きを合わせてここまで攻撃していくのを見たのは初めてだったので驚かされた。このスピードがすでに出せているということは個々の力があがり、タッグとして何度も組むことで東京女子プロレスを代表するタッグチームの一つになり得る可能性を感じさせた。
ここ1、2年のうちにまたタッグ王座に挑戦してタッグ王座を奪取する日も近いのかもしれないと思わせる戦いっぷりだったからこそ、女子プロレスの人の出入りの多さに巻き込まれて早くのタッグ解散にならないことを願ったりしている。
坂崎ユカの当たりの強さは先輩としての怖さか優しさか
この試合前の坂崎ユカのコメントは後輩に対する怖さを感じさせるものだった。
成長しているのは分かるけど、でも、まだまだだね。
今持っている以上のものを持ってこないと絶対に届かないから。
死ぬ気でかかっておいで。
基本的にはほわほわでゆるふわな雰囲気を見せてマイクアピールもすかしたりすることが多いのだけど直系の後輩だからなのか低い声でメッセージを投げかけた。そのメッセージのとおりに試合でも厳しい攻めを見せていった。
タッグパートナーの瑞希も厳しい攻めを見せていたのだけどそれ以上に全ての技にいつも以上の痛みを感じさせたのが坂崎ユカの攻めだった。エルボーは相手の芯に突き刺すような鋭さであり、遠藤有栖に見せたボディスラムの連発は息ができなくなるのではないかと思わせるような苦しさが垣間見える技になっていた。ビッグマッチでのシングルのタイトルマッチで坂崎が見せる怖さも感じて、ここまでやらないといけないという悲壮感も感じるような技だった。
YES! WONDERLAND 2022~夢の翼を広げ~ | DDTプロレスリング公式サイト
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小檜山 歩
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