学生の頃からプロレスに取り組み、前座でシングルマッチを行ってきた2人が第一試合ながら両国でタイトルマッチを戦うことになった。琉悪夏はヒールユニットである大江戸隊に所属していることもあり、ラフファイトを繰り出して相手を見下すような発言をすることが多い中、この試合は違っていた。
羽南とはタッグを組んだこともあったし何回もシングルしたね。
そんなただのシングルマッチだったのが今回はタイトルマッチ。純粋にそれがすごく嬉しい。
このベルトを取った時から羽南とは絶対やらなきゃいけないと思ってた。羽南の気持ち全部ぶつけてきてね pic.twitter.com/nG5OrNACa3
— 琉悪夏 (@Ruaka_STARDOM) December 28, 2021
もう明日だ！
すっごい楽しみ！
今考えてみると、2年半ぶり？とかの琉悪夏とのシングル！
楽しむのみ💫 pic.twitter.com/RlMXnOnZgU— 羽南／HANAN (@Stardom_hanan) December 28, 2021
試合前からこれまで戦ってきたことに触れたうえでやらなきゃいけない気持ちと試合に向けた思いをツイートしていた。若手の2人ということもあって荒削りなぶつかり合いでプロレスの基礎である投げ合いと打撃の打ち合いが続いていった。
お互いのユニットのリーダーがセコンドに付いていたのが印象的で乱入なく二人に対して声援を送っていたことからも2人にとってこの試合が大切であることが伝わってくるようなリングサイドだった。STARSはアイコンの岩谷麻優だけでなく、欠場中の飯田沙耶もついていたし、大江戸隊も欠場中の刀羅ナツコがついていた。
試合は琉悪夏のフィニッシュホールドである冷蔵庫爆弾がかわされたことで受けに回った琉悪夏を投げきった羽南がフューチャー王座を奪取した。勝った瞬間のSTARSメンバーの喜び方と琉悪夏が羽南が抱擁してなにか言葉を交わしているように見えたのが印象的なさわやかなオープニングマッチだった。
小檜山 歩
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