アバターの世界がなぜ流行するのか。PSYCHO-PASSの世界ほどではないけど、アメピグとかモバゲーとか、ゲームの世界で自分の分身を操って楽しんでいる人がいる。
自分は着ることが出来ないのに、分身の着替えや持ち物にお金をかけていく。現実の自分ではなれない顔、体型、身振り手振り、発言。変えられない部分はアバターは現実の100~1,000分の1のお金で変えてくれる。
その仕組がネット上にある。ただ、それは虚構であり、まやかしでしかないけど。
征陸のお話。
言葉、手紙、通貨、電話、この世のありとあらゆるコミュニケーションツールはこの社会性強化のためのもの。ネットは…?
ネットは他のコミュニケーションと同じように利用者の社会性を強化する道具なのか。答えは恐らく、否だろう。
ごめんなさい。「ごめんで済んだら、警察はいらない」。アバターと操っている人が異なる。声も。同級生で誰だか分からない。第五話「誰も知らないあなたの顔」。タリスマンサルーンは千客万来。アバターを乗っ取ることだけが目的?
「犯罪者の心理を理解しようとするな。飲み込まれるぞ。」宜野座と狡噛の関係。逆探知と他のやり方。
「オレはこのアバターみたいなヤツが理解できん。息をして、汗をかいて、メシを食うのは結局、この体だろ」(征陸)。
ネットは書くときの紙、物を切るときの刃物と同じ。いい悪いじゃない。そこにあるから使う。ルソーの『人類不平等原論』のお話へ。2人のハンターが一緒に狩るのか、別々にやるのかの話。検索しようとする常守、頭の中に入っている征陸。ゲーム理論の基本。「協力して大物」。社会性強化のお話へ。言葉、手紙、通貨、電話、この世のありとあらゆるコミュニケーションツールはこの社会性強化のためのもの。ネットは…?
言葉遣いの違いで犯人がわかってくる。逆探知からの潜入捜査は爆弾でアウト。プロキシサーバーはいくらでも。
後悔する常守。常守だけの落ち度ではないと励ます狡噛。
犯人が浮かび上がってくる。メランコリアレイニーブルー。孫が事故死。幽霊アバター。本物も偽物もない。ネットのアイドル。偶像。幻想によって祭り上げられる。ファン活動をしていたヤツ。一人ドンピシャ。
違法ホログラム。対策は強い酒。ホロコス、内装コスのクラッキング。リーサルエルミネーター。痛覚遮断ドラック。「イデアに近い魂」。必ず守る。人々と、世界を導いていく。
寺山修司『さらば、映画よ』。みんな誰かの代理人。何者にも成りうる君の個性は何か。そろそろ底が見えてきた。何者としても振る舞うことが出来る君自身が結局のところ、何者でもなかった。君の核となる個性は無。君は君としての顔がない。死を運ぶ猟犬のお出まし。
ただ、いったい誰と話していたのだろうか。ナゾの先にナゾが。相棒を過去に失った宜野座の経験則。「監視官は監視官としての役目だけを果たせ。執行官とは一線を引け。」
元監視官の狡噛。事件番号102の捜査中に犯罪係数上昇、セラピーを受けずに操作続行。犯罪係数規定値超えで執行官に。
小檜山 歩
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