そういえば、中学の時も高校の時も部活は急に終わってしまったような記憶がある。終わらないと思っていたのにひぐちアサ『おおきく振りかぶって(20)』

一年生だけで埼玉ベスト16に入った西浦高校野球部のメンバー。甲子園も見に行き、やる気が上がったまま、合同練習におじゃまします！

TVアニメにもなった青春野球＋人間ドラママンガの20巻。合同練習は兵庫と愛媛の強豪校と。練習もほどほどに総当りのBチーム練習試合に西浦高校は参加。

チーム内での摩擦が表に出てきている。正捕手が怪我をして、代わりにキャッチャーになり、バッティングに集中出来ないから1番打者になった元４番バッターは現4番打者に念仏を唱える。まだ、これはかわいい。

10番目の男が上達し、少しずつプレッシャーがかかってきている9番目の男は10番目の男の失敗を心の中で喜び、ミスをしてしまい、マネーを好きになる。マネージャーは他の人が好きなのに。

そんな複雑な関係が表に出始めてきた。ただ、デコボコだったバッテリーの絆は強くなり、はっきりと意見を言えるようになった投手と心が1つ成長したっぽい捕手。この2人がチームをバッテリーらしく支え始めるのかも。21巻に期待。

主人公はこのチームでやれる時間が永遠ではないことに気付く。現役の時に気付けることは大きい。そうでないと、急に終わってしまった時にやっと気付くだけだから。

そういえば、中学の時も高校の時も部活は急に終わってしまったような記憶がある。終わらないと思っていたのに。

ひとつ！！
道具を大切にする！
ひとつ！
そうじをきちんとする！
ひとつ！
応援してくれる人、両親に感謝の心を持つ！
ひとつ！
気になることをそのままにしない！
ひとつ！
昨日より何かひとつでもうまくなる！
そうすれば勝てる！
絶対勝てる！！
オレ達は強い！！誰よりも！！
今日も一日も、全力で行くぞ！

勝って埼玉で1番になるから甲子園で会おう

みんながやりたいことやれるのが１番効率がいい。オレは投げたい田島君と花井君は打ちたいんだ。欠けたらその分誰かがやりたいことやれなくて、弱くなる。阿部君、もう、ケガしたらダメだ。

あと2年しかねぇ―って考えたことあっか？

高校野球もこのチームも永遠には続かない。あたりまえのことがわかった。