連載が休止になっていたため、単行本発売も止まっていたけど、久しぶりに発売。一番好きな野球漫画の一七巻。一年生だけの主人公チームの初めての夏の大会。主人公は負けたけど、大会はまだ続く。三年間の高校野球生活を描くのであればこれからの伏線になっていくのかもしれない登場人物が詳しく描かれていく。
主人公のチームもそれぞれ仲良くなり、チームが一段落した後の、摩擦の火種が出てくる。バッテリーの話だけど。ピッチャーとキャッチャーの関係、そして、キャプテンとスター選手の関係が描かれていた。それが、チーム全体の人間関係の話になっていく。ある程度関係が築かれた後のチームをどう動かしていくのか。ということを考える。長い間、そのチームでやっていく中で起こり得る話。そして、全国クラスで主人公と同じ年代の選手が出てくる。
これからどんどん続いていくことを期待させる。
相変わらず、高校野球の細かい描写がいい。自分は高校野球はやっていないけど、小学から中学まで9年間やってきた人間として、物凄くリアルなマンガ。
いろんな登場してくるキャッチャーについて、考えてみる。
主人公の相方、阿部くん。配球オタクで配球を覚える力はかなり大きい。でも、コミュニケーションに難があったりする。でも、それは過去に理由があって抜け出せていないから。その原因を作った元パートナーはホームランまで打って県ベスト4に。そして、阿部くんの前で違うキャッチャーと組んで試合をする。
前年、甲子園に出て、主人公のチームに一回戦で負けたチームの主将キャッチャー。二年生とバッテリー。一番憧れるタイプ。チームの要だし。
そして、県トップチームのキャプテン。捕手。オラオラ系。
カベなのか、よく分からないけど、準決勝で初めて出てきたキャッチャー。それぞれの描写がチームも表す。
やっぱり、キャッチャーっていい。と改めて思ったり。☆四つ。
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小檜山 歩
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