「まっすぐにひねくれた大学院生が、ひねくれた難病にかかり、向き合ったものに対して、まっすぐにひねくれて見ている」 『困ってるひと』

文句無しで☆5つ。本当に素晴らしい本。どうすれば上手く説明できるんだろう。とか考えたけど、やっぱり難しい。
自分で「困ってる」という人はたいてい困っていないんだけど、これは本当に、メッチャ、ものすごく、エクストリーム、死ぬほど困っている人が自分の状況について書いた『困ってるひと』という本。「死ぬ決心」とか「石」、「苦しむ」ということとかが色々書いてある。
とにかく読んでほしい。ということしか言えない。だって、読んで欲しいから。
本の著者とその状況を表す言葉を自分なりに考えてみた。「まっすぐにひねくれた大学院生が、ひねくれた難病にかかり、向き合ったものに対して、まっすぐにひねくれて見ている」状況と気持ちを本をしたのかな。
社会のいろんな部分を描く。行政のおかしさだけでなく、物凄く世話になった病院や医師についても100%ほめちぎらない。ラストのラブストーリーっぽさもある。その時点では著者の大野更紗さんが、読み手にとって大切だと思えてしまう所まできていて、それが読み手の心を打つ。見守っている人の気持ちになる。
でも、本当は何もしてない葛藤に悩むかも。本人が受けた苦しみは何億分か、何兆分の1ぐらいに小さくされて描かれているのかも。と。
まとまりがないけど、とにかく、素晴らしい本です!買ってください!

困ってるひと
大野 更紗
ポプラ社 ( 2011-06-16 )
ISBN: 9784591124765

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。