会場を驚きで包んだ鈴芽選手のアタックでトーナメントのバチバチが想像以上の空間に「東京女子プロレス『Ameba presents 第8回東京プリンセスカップ』準々決勝@2021年7月31日」

伊藤麻希選手が貫録を見せつけるだろうと予想されていた、プリンセスカップの準々決勝の一試合目からエキサイトする。後入場の伊藤麻希選手がいつもどおりのノリノリの歌いながらのパフォーマンスで会場を一つにしている中、先に入場してきた鈴芽選手が後ろから蹴り飛ばし、試合が開始することに。

男子レスラーでいうと鈴木みのる選手の「風になれ」の大合唱並に邪魔してはいけないタイミングで仕掛けた鈴芽選手の度胸が一気にトーナメントのシングルマッチに観客を引き込んだ。

大切な入場の時間を邪魔された伊藤麻希選手はたまったもんじゃないということで、場外戦でいたぶることで晴らそうとするキラー伊藤が降臨することになる。

もちろん、たまのポーズは交えつつ。

押されている鈴芽選手も必死の形相で伊藤選手に絞め技や丸め込みで仕掛けていく。丸め込みの中で「まさか!」があるのではないと思わせる説得力もあった。周りが勝てないと思っているのがわかっている中でもなんとか糸口を見つけようとしている姿が印象的だった。

最後は圧巻の拷問技でギブアップを奪った伊藤選手だったけど、この表情を引き出した鈴芽選手はこの大会で株を挙げたのは言うまでもない。

ただ、伊藤麻希選手の山下実優選手とは違った貫録を感じさせる試合運びは今年のトーナメントの中心になっているように見えた。この試合で左頬骨不全骨折の怪我を負った。厳しい状況ながら唯一無二の存在感を高めており、準決勝が楽しみになった。

顔面骨折の伊藤麻希が「東京プリンセスカップ」優勝を宣言【東京女子プロレス】
https://news.yahoo.co.jp/articles/463f360905e89e89004b43404d95859c7cb1f664

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
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