数珠のシングルマッチ4試合でベスト4が揃う!「東京女子プロレス『Ameba presents 第8回東京プリンセスカップ』準々決勝@2021年7月31日」

 

東京女子プロレスのシングルマッチトーナメントである東京プリンセスカップの第8回大会の準々決勝はどれも見ごたえある大会で、生観戦した女子プロレスの大会の中でも上位に入るぐらい良い大会だった。勝った4選手は8/14の準決勝にコマを進め、勝った選手が8/15の決勝戦に進むことになった。決勝のチケットは買っていたのだけど、大会を見て準決勝のチケットも追加で買うぐらい良い大会だった!

トーナメント前の3試合も見どころたっぷり!

トーナメントの4試合のシングルマッチの前にはタッグマッチや3WAYを含む3試合があり、盛り上げていた。上福ゆき選手と桐生真弥選手のツッコミながらの関係性やオリンピックをオマージュした3WAYなどコミカルもありつつの魅力ある試合だった。

3試合目はSKE48ということで注目されがちな荒井優希選手が序盤に躍動する中でフィニッシュ前の乃蒼ヒカリ選手と遠藤有栖選手のパチパチのやり取りがプロレスラーとしての蕾を見せてくれた。未だ未勝利の遠藤有栖選手の自力初勝利も断崖式の鶴ヶ城が決まっていればあったかもと思わせる試合だった。

鈴芽選手が伊藤麻希選手へ仕掛ける!

そして、迎えた東京プリンセスカップの準々決勝は伊藤麻希選手と鈴芽選手の一騎打ちから。詳しくは別で書きたいと思うのだけど、伊藤麻希選手が歌っている中で仕掛けた鈴芽選手の凄さが伊藤麻希選手を引き出していった。

渡辺未詩選手と愛野ユキ選手のパワー!

渡辺未詩選手と愛野ユキ選手の試合は2人のパワーのぶつかり合いがかみ合っていた。や抱えた状態からのジャイアントスイングなど渡辺選手のパワー殺法が光る。愛野選手のエプロンでのDDTは破壊力抜群でどよめきが起こるほど。レーザービームで会場を湧かせた上でのディアドロップは説得力十分。

中島翔子選手と辰巳リカ選手のじっくり見せる試合に

セミファイナルは東京女子プロレスの黄金カードの1つといってもいい中島翔子選手と辰巳リカ選手のプリプリ王座経験者のシングルマッチ。東京女子プロレスの魅力の一つであるじっくりとしたグラウンドでのやり取りと一点集中の攻撃は見るものを引き込んでいく。 辰巳リカ選手の足攻めからドラゴン殺法に移行する中の首責めの安定感は棚橋弘至選手を見ているようだと感じた。そんな中でもスピード感と躍動感のある技からトップロープからのセントーンで中島翔子選手が勝ったのだけど、飛ぶ前の中島選手の笑顔がたまらない。

メインでは絶対王者が敗れる!

メインイベントは現王者の山下実優選手と2連覇中の瑞希選手の試合で両者ともに入場から気合十分。静かな立ち上がりからグランドの絞め技を中心に削り合う展開へ。 飛び技を中心に攻め込む瑞希選手に対して山下選手は切れ味鋭い蹴りで押さえていく。瑞希選手のトップロープから場外へのフットスタンプはシンプルで痛みがとんでもなく伝わってくる技だった。最後はトップロープからのフットスタンプからキューティースペシャルでピンフォール勝ちを奪い、チャンピオンはここで脱落となった。

シングルマッチ4試合の濃密さは他の団体のシングルマッチの大会と勝るとも劣らないクオリティになっていて、プロレスはタイトルマッチをみるのもいいけど長期間のリーグ戦を追いかけるのも楽しいものだと改めて思わせる。それぞれの試合後の表情が違って準決勝がたまらなく楽しみになった大会だった。

【アルバム】

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。