次のビッグマッチの後楽園ホールの2つのタイトルマッチとAEWのすごい選手である志田光が参戦する主要カードが固まってきた中での日常の大会。中島翔子がイギリス遠征で不在ながら他はフルメンバーでメインはタッグの前哨戦になっていた。
東京女子にはいなかったうまさをみせつつあるふりーWiFi
タッグは飛び技、絞め技、打撃、ハチャメチャ、個人技などいろんなキャラクターを組み合わせてチームの色が出てくる。そんな中で甘さを見せるタッグが東京女子にはいなかったのだけど、出てきたのがタッグの次期挑戦者であるふりーWiFiかなと。
前の後楽園ホール大会から入場時にコーナーポストを外し気味にしてうまくつかって攻めるズルさを見せていて独自性を持っているなぁと感じていたのだけど、 この日も一度は失敗したものの再びコーナーポストの攻撃にトライして瑞希をコーナーポストに当ててから丸め込みでフォールを奪うという一発逆転を決めた。うまさを持つ安定したタッグとしてふりーWiFiは魅力を高めてきている。
半分がシングルマッチで1人1人の実力をみせていった
少し小さい規模のタイトルマッチなしのホール大会ということもあって、全6試合で3試合がシングルマッチになっていた。試合数を減らしてタッグマッチや6人タッグマッチにすることはできるはずなのにシングルマッチの経験を多く積むせようという意図なのか若手とタイトルマッチ経験のあるレスラーとの勝負を見せることが多いのが東京女子の1つのと特徴なのかもしれない。
マッチは常に自分自身でのみ戦いを表現しないといけないこともあって難しさがあり、大会というお客さんの前でシングルマッチを頻繁に経験させていくことで選手のスキルアップを狙っているようにも見えるし、見ている自分としても普通の大会でもシングルマッチが何試合も見れるのうれしいところだったりする。愛野ユキの貫禄、辰巳リカの ハチャメチャに続いてシングルのタイトルマッチが決まっているハイパーミサヲのいつも通りのマイクと上手さもあっていいなぁと。
ふりーWiFiのかけ声が決まった大会
プロレスには長く通っているからこそわかるいろんなお約束があって試合中のものは試合で見せて少しずつ浸透していくのだけど締めの掛け声は「ここで決めた」というのがわかりやすい気もする。ふりーWiFiは締めのかけ声をこの大会で決めたと言ってよいぐらい”記念すべき”?大会になったのかもしれない。
乃蒼ヒカリに促されて角田奈穂が「電波良好!」「ビビビビィー!」というかけ声を決めてやってみた。まだまだ声が出せない中ということもあって難しい中で角田本人も声を出せないとは思ってなかったようで「あ、声出せないのか」とつぶやいてのゆるーい締めだったけど、声を出せるようになったらそこそこ盛り上がる締めになりそうでタッグが無くなる前に声を出せるようになるといいなぁと思わせる締めだった。
後楽園ホールは現地観戦予定なのでけっこう、楽しみだったりします。
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小檜山 歩
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