NEO美威獅鬼軍フルメンバーは本物で小橋マリカへの手向けに 東京女子プロレス「GRAND PRINCESS ’22」 沙希様、メイ・サン=ミッシェル、マーサ、ユキオ・サン=ローラン VS 小橋マリカ、らく、原宿ぽむ、ラム会長

「両国国技館にはフルメンバーで行くことにする」と NEO美威獅鬼軍のリーダーである沙希様が発言し、対戦カードでは現在のメンバーである沙希様、マーサ、ユキオ・サンローラン、メイ・サン=ミッシェルが8人タッグに出場することが発表された。この四人が一堂に会して試合をするというだけでもワクワクだったけど入場でそのワクワクを超えてきた。

今大会最高の入場をNEO美威獅鬼軍が見せた

4人で入場すると思いきや、謎の前奏が流れ、オペラのような声が鳴り響く中で無印の美威獅鬼軍から今のNEO美威獅鬼軍までに入った順に沙希様を除く登場してきて最後にメイ・サンが椅子を回した瞬間に「薔薇は美しく散る」の前奏が流れて入ってきた。認証を盛り上げるためだけに他の団体のエース格でもある世志琥に似た世志琥様まで出てくることにこの大会で全て出し切ろうと言う気合いを感じさせるシーンになっていた。

会場も湧き上がり、このシーンは帰ってきても配信で何度も見返してしまうシーンに仕上がっていた。入場にしっかりこだわっていくことによって見る人をこれでもかと湧き上がらせることができることをまざまざと見せつけるような入場になっていた。

ユキオ・サンローランのメスと注射器の攻撃は唯一無二のレスラーになりつつある

ジャケットの中にメスと注射器を持ち、ブラックジャックメイクの選手であるユキオ・サンローランの独自性を感じさせてきた。この人の試合を見るのは初めてではないし、初めて見た時にはなんだこの人だと思ったのだけど、ロープワークをせずに相手が向かってきたらジャケットプレイを見せる不思議な存在感は東京女子でしか見られないレアな選手として魅力的に見えてきた。キャラクターの面白さではあるのだけど、白けることも多いキャラクターレスラーとして見る者を惹きつけるという点においてかなり上位のレスラーであることは疑いがないように思える。

小橋マリカに沙希様がなにかを伝えたのかもしれない

4月にプロレスラーを卒業する小橋マリカが沙希様にピンフォール負けを喫したのだけど、小橋のドロップキック連発に対してビッグブーツで応戦し、得意技であるフロントネックロックを受け止めた上で現在のタッグパートナーであるメイ・サンの魔女の宅急便ニーからアカデミー賞というコンビネーションで下したのは1対1のプロレスラーとして技を受け止めた上で倒すことで卒業に対する手向けであったように映る試合だった。

YES! WONDERLAND 2022~夢の翼を広げ~ | DDTプロレスリング公式サイト

https://www.ddtpro.com/results/18016

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
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