「スターダムと試合のクオリティで競い合わずにアイドル路線で行った方が」という拳王の言葉に東京女子の選手はどう思う?『週刊プロレス 2022年 04/13号 No.2173』

火種になるまではいかないのかもしれないけど、拳王の連載は印象的と言うか議論になりそうな言葉が多い。今回の発言も言われた側の東京女子の選手は思うところがあるんだろうなと感じる内容だった。スターダムの若手でプロレスの上手さが際立つAZMとスターライト・キッドの試合は東京女子にはできないけどそれでよくて、伊藤麻希や荒井優希のような見ている人を惹きつけるようなアイドルレスラーがあと10人生まれれば大きな力になるという話は確かにその通りなのかもしれない。

でも、レスラーは試合も大切でそんなことを同じレスラーに言われたらどんなことを思うのだろうと想像してしまう。同じサイバーファイトグループということもあり、さいたまスーパーアリーナで合同で興行があることも考えると、高木三四郎と拳王が戦ったように東京女子の強さの象徴である山下実優と拳王の接触を期待してしまう。

今回の週刊プロレスは他にも気になる記事が多めでメインイベントで8分14秒の濃密なプロレスリングを見せた船木誠勝と鈴木秀樹の試合はWRESTLE UNIVERSE(レッスルユニバース)で見てみようかなとも思うし、ZERO1ヒストリーは橋本真也が作ったところからどんな流れで今のZERO1になったのかを紐解いていて、過去の所属選手一覧も気になる。ジュリアが鈴木秀樹と話しているところで結婚でプロレスを休養する藤本つかさに対して「私とやらないまま休養していいの?」というメッセージを投げかけるジュリアの言葉の重みも気になってしまう。

プロレスはやっぱりストーリーを超えた人と人の交わりが面白いと感じる。

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【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。