クレジットカードの時代からデビットカード・プリペイドカードの時代に移っていく。
過渡期の今、発生している日本独自の問題を知ることが出来る。
【入手経路】
前職がクレジットカード決済に関わる仕事だったので、興味を持ち購入!
【概要と感想】
海外ではクレジットカードよりもデビットカードやプリペイドカードの利用が金額・件数共に多い。
さて、クレジットカードの売上のほうが格段に大きい日本でも、デビットカードとプリペイドカードは広まっていくのでしょうか。
広まっていくためには何か、ハードルがありそうです。という特集内容。
『消費者信用』はクレジットカードなど、消費者の信用情報に関する業界誌で、今月号の内容が
「国際ブランド デビット・プリペイドの時代」とのこと。
ここのところたまにCMで見ることもあるVisaプリペイドカード・Vプリカのような、
プリペイドカードやデビットカードよりも、クレジットカードが主流の日本。
海外ではデビットカードやプリペイドカードが主流で、
クレジットカードでは囲い込みが出来ない消費者に対しても有効なデビットカードやプリペイドカードが日本でも広まっていく見通し。
VISAなどの国際ブランドが積極的に取り組んでいることや、
JCBがブランドとして始めてデビットカードを台湾で発行するなどの動きからも
デビットカードとプリペイドカードの時代になると予想される。
ただ、日本のカード決済に関するインフラがそれに対応できていませんが…という話へ進んでいく。
日本独自のフロアリミットやオフライン加盟店(ノンオーソリ)の存在が
デビットカード・プリペイドカードの時代に対応できない原因を引き起こしている。
さて、どうすればいいのでしょうか。
特集の内容からは地道に努力をしていくしかなく、その地道な努力は少しずつだけど結果を出していて、
良い兆候も見えてきている、とでもまとめられる。
決済で欠かせない存在になりつつカード決済について、他の国とは違う日本独特の仕組みを知り、
クレジットカードからデビットカード・プリペイドカードに移る際の問題点を捉えるにはオススメの一冊。
クレジットカードビジネスを学ぶ際には別にオススメの一冊があるので、またの機会にご紹介させていただきます。
【本へのリンク】
小檜山 歩
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