いつか起こるかもしれない日本の大災害を描く『死都日本』(石黒 耀)

 

予言書になり得るのかもしれない小説に仕上がっている。地震よりも大きな災害をもたらし、地震よりも怒る周期が長いことでその災害を体験したことがある人が生きていない状態で発生してしまうのが火山の噴火なのだろう。

生きているうちでも阪神淡路大震災が起こり、 東日本大震災が起こったことからも地震は生きている間に何度も発生することから少しは恐れを持っている人が多い。ただ、噴火は日常的に起こるものはそこまで大きな規模ではないか、本当に起こってしまうと周を滅ぼしてしまう可能性もあるぐらい大きな影響を及ぼす。

宮崎の南部で眠っているとてつもない大きな火山が噴火した時にどんなことが起こるのかということを描いたフィクションで火山の噴火は聖書や古事記にも描かれていると主人公に語らせ、その理由を紐解いてゆく。

「Second Best, tomorrow(今できることを)」という言葉の中で自然災害に対して必死に戦う登場人物たちを感じながらも最も印象に残るのは火山によってもたらされるとてつもない大きな大災害だろう。聖書や古事記の分析もじっくり読んでみようかと思わせる内容になっている。

【手に入れたきっかけ】

あんまり覚えてない

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。