見張られていなくても、いつ見張られているか分からないという恐怖は人を委縮させるんじゃないか。~「善き人のためのソナタ」(ドイツ語・字幕)~

「東欧史」の授業の一環で見た社会主義政権下東ドイツの秘密警察に関する映画。人への迫害を劇作家とある秘密警察の苦悩を描く。 いろいろな人によってマークされる様子が薄く見える。 自白させるシーンでの自白しないと「奥さんを逮捕...

自分も死ぬときに声をテープに吹き込もうかな。スーちゃんの肉声テープを聞いて。

今日は夕方に学校へ行かないといけなかったので、それまでは家でのんびりしていました。その中で亡くなったキャンディーズのスーちゃんこと田中好子さんの告別式の様子が流れており、その中で亡くなる前に本人の肉声を吹き込んだテープが...

森達也が言いたかったのではないか。ということ~森達也「A3」から思った事 Part12~

長かったけど、ラスト。本当に色々考えさせられたこの本についても、書くのはとりあえず後にする。麻原が軽度の水俣病だったら・・・をとりあえず、考える。水俣病は高度経済成長の公害である。私たちはその成長の上で生活をしている。一...

水俣病にかかった人全員がサリンをまく。なんてことは言わない。でも・・・~森達也「A3」から思った事 Part11~

誰がオウムになり、地下鉄サリン事件を起こしたのかという問いについて、この本は1つの答えのようなものを出しているように自分は読み取った。まず、サリン事件は麻原を中心としているおかしな信者がやったんだろう。という大勢の反応に...

研究者も教鞭をとっても良いけど、大学教員免許などを作り、それを取った教員が教えても良いんじゃないか~日本の大学~

国際基督教大学(ICU)という大学に4年間通っている自分が大学に考えてみた。ICUという大学、単位が厳しい、対話的授業が多い、少人数のクラスが多いという環境にいると、他の大学の話を聞くとびっくりする。内容もつまらない授業...

具体性のない「がんばろう」は励ましではなく、自分から地震を遠い距離に置く逃げだ

がんばろうと言うことによる逃げではないか。という話。 「がんばろう日本」の「日本」にもし、「日本人」を含むなら自分も含む。「がんばろう」と自分が言われているなら「何を」「どうやって」「何のために」がんばればいいのか。がん...