問題解決とは何かからというところから話が始まるのがいい。「~したい」と思うことを実現することが問題解決ありその手法は様々あるということを本をとてつもない数読んでいる著者が紹介していく。
「XX大全」シリーズは他にもあり、読んでいるんだけど、ここに立ち返ったら何かしら解決策があるんじゃないかと思わせるのが楽しいのがこのシリーズ。問題の質を目標と現状のギャップを問題として取り扱うリニアな課題解決方法と問題と偽解決の悪循環を止めるためのサーキュラーな問題解決に分けて紹介していく。
リニアな問題解決としてはロジックツリーや原因を4つに分類するティンバーケンの4つの問いなども紹介されるが、不安を消すという意味での100年ルールやニーバーの仕分けなどの問題に対する捉え方を変えようとしたり解決とはなにかを問い直すようなやり方もあって面白いなあと思わせる。
サーキュラーな方法としては100点にするのではなく30点を40点にすることを目的とするスケーリングクエスチョンであったり、現場を分析するエスノグラフィーなんかが気になった問題解決手法だったかな。何かを考えようとする時にパラパラ見てみるのが良さそうな本だったりするのでこれは紙で欲しいなあと思わせる。
【手に入れたきっかけ】
このシリーズが気に入ったので
【オススメ度】
★★★★☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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