また悲しい厳しい区切りを迎えることになる『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員III」』(香月美夜)

少し前からほのめかされてきたマインの頃に結んだ契約魔術を解消することが現実のものとなろうとしている。自分が持っている紙作りの事業を先に進めていく中で少し前に結んだ契約が関わる人達を大変な目にあわせること可能性があるということもわかってきたローゼマインはフェルディナンドの話を理解し、先に進むことになる。

簡単に先に進むとは言いつつも心の中では割り切れない難しさを痛いほど感じる。貴族の難しさを感じる中で大きな魔力を体の中に宿しているローゼマインの心の揺れ動きがいつも以上に大きいことで怒られながらも大きな出来事がいくつも続いていく。

契約としては今までよりも大きなものになり、新しいものが生み出されていく可能性に満ちていく中でローゼマインの気持ちがどうなっていくのかも見どころの一つだと改めて感じさせる。

「夢を叶えてくれた」からの「街ごと守る」はまた、新しい一歩をその場で見届けているようで嬉しくなる。

【手に入れたきっかけ】

好きで買い続けているラノベ

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。